
庄内川にレベル5氾濫特別警報――記録的豪雨が名古屋を直撃
愛知・岐阜の庄内川にレベル5氾濫特別警報が発表された。引き金となった矢田川・瀬古観測所、名古屋の104.5ミリ豪雨、避難情報、被害と東海豪雨後の治水を検証する。
長編レポートを読む →2026年9月10日版
まず読みたい4本
本日の論点をつかむ
産業・経済
通商、通貨、脱炭素調達最大99.2%の保証金半導体材料に新たな壁
中国が日本産ジクロロシランに80.8~99.2%の保証金を課す暫定反ダンピング措置を開始。裁定の根拠、半導体製造での役割、日本企業への影響と今後の手続きを検証する。
円急伸、世界のキャリー取引に巻き戻し
円は約1週間で4.5%上昇し、7カ月ぶり高値をつけた。円キャリートレードの仕組み、巻き戻しの証拠、1998年・2008年・2024年の教訓と日銀会合後の分岐点を検証する。
北九州市、GX鋼材の「環境価値」を公費で買う
北九州市が板櫃川の護岸工事で日本製鉄のGXスチールを採用する。自治体が環境価値の割増費用を負担する意義、マスバランス方式の仕組み、八幡製鐵所から続く産業史と検証課題を追う。
科学・技術
神経科学、進化、生物行動
脳腫瘍に「ブレーキ」をかける神経回路
日本の共同研究チームが、抑制性神経回路から成人グリオーマ細胞への直接入力がカルシウム活動とYAP1・mTOR経路を抑える仕組みを解明した。成果、歴史、限界と治療への距離を検証する。
海を越えたムカデ――太古の遺存種と新しい移住者
京都大学の研究者が、日本産メナシムカデ属6種の複数の起源を遺伝解析と形態観察で解明した。2000万年以上前から残る系統、海流や人為で近年広がった可能性、新種発見を日本列島史から読み解く。
ひとりで育ったオタマジャクシは、仲間に近づかなくなる
京都大学の長谷和子研究員がアズマヒキガエルの幼生90個体を調べ、単独飼育群は集団飼育群より仲間から離れた中立域に長く滞在すると報告した。実験の方法、系譜、限界を検証する。
地域・社会
豪雨、野生動物、移住
庄内川にレベル5氾濫特別警報――記録的豪雨が名古屋を直撃
愛知・岐阜の庄内川にレベル5氾濫特別警報が発表された。引き金となった矢田川・瀬古観測所、名古屋の104.5ミリ豪雨、避難情報、被害と東海豪雨後の治水を検証する。
栗原の市街地でクマ目撃相次ぐ――宮城県が出没注意報
宮城県が栗原市にクマ出没注意報を発令した。9月3日の築館、金成での目撃、注意報の制度、県内推定個体数、地域の地理と人身被害防止策を一次資料から検証する。
富山県と12市町、東京で移住相談――「選ばれる地域」を競う二日間
富山県と県内12市町が「ふるさと回帰フェア2026」に出展する。参加自治体、日程、移住者927人という実績と人口減少の現実、定住政策の歴史を検証する。
スポーツ
ゴルフ、卓球、クリケット
石川に集う女子ゴルフの頂点――片山津で日本女子プロ選手権
ソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会が石川県加賀市で開幕。132人の顔ぶれ、白山コースの難しさ、1968年からの歴史を読み解く。
平野美宇、3年ぶり国際シングルス制覇――アルマトイで勝ち切った5試合
平野美宇がWTTコンテンダー・アルマトイで早田ひなを4―1で破り、国際シングルス3年ぶりの優勝。単複2冠までの戦いと、2016年から続くキャリアの意味を読み解く。
日本男子クリケット、世界王者インドとの初対戦へ15人――佐野で迎える歴史的一戦
日本が9月22日のスズキ カップでインドと初の男子T20国際試合を行う。15人の代表構成、アジア競技大会との連戦、佐野の歩みを詳報する。
文化・暮らし
能登、屏風、芸術家の住まい
壊れた風景を「元通り」にしない――牛嶋均とさわひらき、金沢で能登を結び直す
金沢21世紀美術館の『牛嶋均 さわひらき ともにある風景』を詳報。地震で崩落した遊具彫刻の再構成と、珠洲・日置から生まれた映像新作を、奥能登国際芸術祭の歴史とともに読み解く。
屏風は「動く建築」――岐阜で開く17点、近代日本画の大画面
岐阜県美術館の所蔵品展『ぎふの日本画 屏風-大画面にみる美の世界-』を詳報。川合玉堂、前田青邨、大橋翠石、守屋多々志ら17点から、屏風の構造、歴史、岐阜の近代日本画を読み解く。
住むことから創作を支える――京都・御陵に78室の芸術家拠点
京都市が旧大学留学生寮を活用するFLAT ArtSphere KYOTOを詳報。全78室と共用創作空間、御陵での地域交流、芸術家移住政策の歴史と未公表事項を検証する。

一隻の黄金世界をめぐる四季――雪舟を継いだ無名画家の花鳥
クリーブランド美術館所蔵『四季の山水に鳥と花』(仮訳)を詳報。雪舟本人ではなく16世紀半ばの無名の追随者とされる六曲一隻から、季節、花鳥画、屏風、雪舟系の継承を読む。
美術エッセーを読む →画像について:雪舟等楊の追随者による六曲一隻の花鳥屏風に着想を得たJapan.co.jpのAI生成編集用イラスト。クリーブランド美術館所蔵作品の複製ではありません。
9月9日版から選んだ6本
前号から引き続き読みたい記事
布の町が、150年目へ「高野口LifeTextile」の挑戦
和歌山県高野口のパイル織物産地が新ブランド「高野口LifeTextile」を始動。1877年の再織から現代のエコファー、車両シート、産業資材まで、技術と分業の歴史をたどる。
詐欺広告より速く日本発「シグナル共有」は国境を越える犯罪を止められるか
日本オンライン詐欺対策アライアンスが始めた詐欺広告・詐欺サイト情報の国際共有。その仕組み、被害の現実、行政の圧力、プライバシーと誤判定の課題を検証する。
鼻をかむ科学、49年後の栄誉
故・海野徳二氏の1977年の鼻かみに関する研究が2026年イグ・ノーベル医学賞を受賞。実験の中身、限界、日本関係者の20年連続受賞を一次資料から検証する。
煙の向こうの被害を読む
国総研が小型SAR衛星による火災被害検出の共同研究を開始。輪島と大船渡の経験、レーダーの原理、観測タスキングと誤判定の課題を一次資料から検証する。
競技場の外に、もう一つのアジア大会
愛知・名古屋2026アジア競技大会の公式セレブレーション・ファンゾーン「ONE ASIA WORLD」が久屋大通公園に開く。会場、日程、観戦、メダリスト交流、食と文化、入場条件を一次資料から詳報する。
薄い器が、海を越えた
東京都庭園美術館の「ルーシー・リー展」が9月13日に閉幕する。ウィーンからロンドンへの亡命、陶製ボタン、バーナード・リーチ、濱田庄司、1989年の草月会館、日本の収集までをたどる。
