見えない絆を、見える記事に。
猫と飼い主のオキシトシン研究を巻頭に、全国から選んだ15記事、ニュース短信、尾形月耕のアート、前日版からの6記事。

ネコと人の「絆」はホルモンに映るのか
日本の研究者が、ネコと人のつながりを体の中に探した。オキシトシンの相関から何が読み取れ、何はまだ分からないのか。
詳報を読む →2026年10月17日 土曜日 · Bradley L. Bartz
今日の注目4本
科学・経済・文化
ニュース短信:日本の動きを7項目で
環境・技術・地域社会の動きを、一次資料に基づいて手短に紹介。
ニュース短信を読む →ビジネス・経済
2026年10月17日 土曜日
ホタテ貝殻が建物の塗料に――大林組「スキャロップペイント」の実力と脱炭素の課題
大林組が貝殻粉末20%配合の水性ふっ素樹脂塗料を開発。3カ所で適用、耐候試験、2024年からの開発史とCO₂算定の論点を検証。

大林組が有明海のアサリを陸上で守る――米ぬかと工場副生液が資源回復の鍵になるか
熊本県長洲町で大林組がアサリ稚貝の陸上飼育実証を開始。米ぬか、アミノ酸副生液、干潟保全の歴史と実用化の課題を検証する。

橋脚上の危険な仮設作業を減らす――大林組「クラッベワーゲン工法」の仕組みと課題
大林組がPC橋の柱頭部を3段階で施工する新工法を発表。従来140日の工程を100日とする比較の根拠、張出し架設の歴史、安全性と未検証の課題を詳報。
科学・技術
2026年10月17日 土曜日
深海の暗闇で炭素を固定する細菌――北海道大学が解き明かした「17%」の意味
光が届かない深海の炭素固定に、従属栄養細菌アルテロモナス属が約17%寄与するとの推定。北海道大学の研究から測定法、歴史、地球規模の推計の限界まで検証。

ネコと飼い主のオキシトシンが相関――京都大学が探った「一緒にいる」ことの科学
京都大学と麻布大学がネコ29匹・飼い主19人を調査。尿中オキシトシンの相関、日常の距離と活気、犬との研究史、因果関係の限界を詳報。

目薬の水は脳へ向かうのか――酸素17MRIで追う眼と脳の「見えない流れ」
QSTと北海道大学が酸素17標識水の点眼で眼窩から頭蓋内のMRI信号変化を観測。緑内障研究への期待、技術の歴史、未解明の経路を検証。
地域・社会
2026年10月17日 土曜日
草津白根山、登山道の一部開放で渋滞と区域外立入り――「レベル1」でも残る火山の危険
国道292号に車列、禁止区域への進入も。10月13日の試行開放は、活火山を観光資源として生かす難しさを浮き彫りにした。

県境を越える婚活――茨城・五霞町と埼玉5市町が「出会いの場」を共同でつくる理由
茨城1町と埼玉5市町が設ける30人の交流会。人口減少への回答となるのか。2018年の広域連携からAI婚活まで実態を追う。

五霞町、二つの準グランプリ――肉まん×揚げそばと五層の芋菓子が拓く地域の味
2024年の「シン・茨城あげそば」優勝から2年。茨城県五霞町は新しい2品で一般料理・スイーツ両部門の準グランプリを獲得した。味と販売の持続性を追う。
スポーツ
2026年10月17日 土曜日
東京体育館で三笠宮杯開幕――華麗な社交ダンスを「競技」として見る
10月17、18日の第46回三笠宮杯。競技の見方、1980年に始まる歴史、選考会、審判制度、プロ・ジュニア部門を公式資料から詳報。

1対2の銀メダル――中村真翔と日本の若きレスラーがラスベガスで示した力
U23世界選手権男子グレコローマン63キロ級で中村真翔が銀。徳原誠馬と鈴木飛来も銅を獲得した。勝敗を分けたルール、大学の育成力、次世代の課題を追う。

ロッテルダム世界体操が開幕へ――橋本大輝、岡慎之助と日本代表が挑む9日間
第54回世界体操競技選手権大会が10月17日に開幕。橋本大輝と岡慎之助ら男女10人が挑む。2010年に内村航平が栄冠を手にしたロッテルダムで、日本の次世代は何を示すか。
文化
2026年10月17日 土曜日
黒猫がつないだ日本とパリ――スタンラン展で読み解くジャポニスムの光と影
荏原 畠山美術館で10月17日開幕。スタンランの黒猫、1890年の日本趣味ポスター、浮世絵から近代広告までを一次資料でたどる。

630年前の月山刀、北上で特別公開――「綾杉肌」が語る東北の鉄と技の歴史
岩手県北上市立博物館で、応永3年(1396年)の紀年銘を持つ県指定文化財の月山刀を特別公開。綾杉肌、東北の刀鍛冶、出羽三山信仰、大阪月山派と現代の技術継承を検証。

「名前のない世界」で出会う4人――京橋の小さな画廊が問うキャラクターと絵画
京橋・木之庄企畫で10月17日開幕。はいす郎、三島浩、トキワ、濱田むぎの制作と背景を調査し、デジタル時代の絵画を読み解く。
今日のアート
Ogata Gekkō · 尾形月耕 (1859–1920)

花をまとった明治の東京――尾形月耕「美人名所合 団子坂の菊」が映す秋の興行
尾形月耕が1897年に描いた「美人名所合 団子坂の菊」。菊人形、明治東京の観光興行、作者の生涯、海外所蔵と制作年代の資料差を読み解く。
アート特集を読む →尾形月耕の1897年の歴史的木版画。出典:スミソニアン国立アジア美術館。AI生成作品ではありません。画像の使用条件は所蔵館の表示を確認してください。
10月16日版から、さらに読みたい6本
初出時の内容です。
半導体に最大210億ドル、日本が米国へ投資――GF新工場と日米産業戦略の核心
米グローバルファウンドリーズの新工場に日本が最大210億ドルを投じる構想。初期投資と条件付きの第2工場を区別し、供給網の再編を追う。

日立、小型モジュール炉の国内展開を検討――電力需要増と原子力政策の岐路
日立が小型モジュール炉の国内展開を模索。カナダでの先行事業を踏まえ、電力需要、建設費、安全審査と地元同意を考える。

ヒトゲノムの「読めない中心」が見えてきた――3332人のデータでセントロメアを解析
国立がん研究センター、京都大などの共同研究。既存の配列データからセントロメアの違いを推定する新手法と、その可能性を解く。

外国人が人口の26.5%――レタス産地・川上村から見える日本農業の未来
長野県川上村では2025年国勢調査の外国人人口比率が26.5%に。高原レタスの産地を支える働き手と地域の変化を考える。

ごみ処理現場で発煙・発火3万9282件――リチウムイオン電池が問う「捨て方」の安全
2025年度の疑い事案は3万9282件。すべてが大規模火災ではないが、回収・選別現場での安全確保は急務だ。

吉田璋也の「新作民藝」は何を変えたか――医師が築いた鳥取の工芸と暮らしの仕組み
医師・吉田璋也が産地、職人、販売を結んだ新作民藝運動。東京の展覧会を機に生活に根付くデザインの歴史を考える。
主要記事の画像は尾形月耕の画風に着想を得たAI生成編集イラストです。記録写真・実際の展示写真ではありません。アート欄は歴史的作品を紹介します。
速報の数値、競技結果、展示予定などは、各記事の取材時点の情報をご確認ください。
