深海の小さな卵から、銀の原子、職人の食卓まで。まだ知らない日本がある。
2026年10月24日(土)。深海のウミグモ、銀の結晶、半導体、パラスポーツ、文化。主要15本、ニュース短信13本、森狙仙のアート、前日版6本。

深海のウミグモは「歩くゆりかご」か――日本海溝で見つかった謎の卵嚢
水深約3900メートルで採集されたウミグモの体に、別の動物の卵が付着していた。北海道大学の研究が解き明かした正体と、まだ分からない深海の生命のつながり。
巻頭記事を読む →2026年10月24日 土曜日 · Japan.co.jp
本日の注目4本
5部門から厳選
今日のニュース短信・厳選13本
経済、研究、地域、スポーツ、文化から、確認できた13本を掲載。
ニュース短信を読む →ビジネス・経済
10月24日 土曜日
米半導体工場に最大210億ドル、日本が負うリスクと利益の行方――日米投資覚書を読む
米国の工場を動かすのは日本の資金だ。では、現金収入は誰に、どの順番で配分されるのか。2025年の日米投資覚書と10月22日の最新分析を読み解く。

輸出も輸入も過去最高、それでも日本の貿易赤字が倍増した理由
売れる日本製品、膨らむ輸入代金。輸出入とも過去最高という記録の裏で、エネルギー価格、円相場、供給網の弱点が際立った。
微細化だけでは勝てない――東北大学「T-CHIPS」が挑む半導体後工程の革新
「小さく作る」から「異なるチップをつなぐ」へ。30年に及ぶ研究の蓄積と、量産につなぐまでの難題を追う。
科学・技術
10月24日 土曜日
深海のウミグモは「歩くゆりかご」か――日本海溝で見つかった謎の卵嚢
水深約3900メートルで採集されたウミグモの体に、別の動物の卵が付着していた。北海道大学の研究が解き明かした正体と、まだ分からない深海の生命のつながり。

銀が見せた「あり得ない」結晶――北大・鳥取大、単純立方構造を原子レベルで観察
銀は通常、面心立方構造をとる。北海道大学などが電子顕微鏡内で作り出したのは、元素単体では極めて珍しい単純立方構造のナノ結晶だった。発見の意義と未解決の課題を追う。

英語の「ア」が聞き分けられないのはなぜか――東北大など、語学学習と脳の意外な関係を解明
日本人大学生67人の脳活動を分析。外国語の音を母語の発音に急いで当てはめるか、未知の音として聞くか。その違いが新たな研究課題を生んだ。
地域・社会
10月24日 土曜日
30年前に負傷した体育館で銅メダル――ボッチャ高橋和樹、王者を破った一球の重み
愛知・名古屋アジアパラのBC3男子個人で韓国の鄭浩源に5―1。30年前の柔道事故と同じ会場で、高橋とランプオペレーター星豊が示した勝負の精度。

AI時代、学び直すのは誰か――北海道大学の研修1万3000人が映す地方の働き方
企業・団体268機関、受講登録1万3213人。社会人のデジタル学習を刷新した北大のDREPが問うのは、AIの使い方だけでなく、現場の経験をどう生かすかだ。

100年先にも、この味を――文化庁「100年フード」329件と郷土料理の継承
10月20日、地域の食文化を未来へつなぐ新たな公募が始まった。あわまんじゅう、そうめんちり、近江商人の汁物。味の奥にあるのは、人と土地の記憶だ。
スポーツ
10月24日 土曜日
音を頼りに、もう一度中国へ――ブラインドサッカー日本代表、アジアパラ決勝への道
イラン戦の後半終盤、川村怜が決勝点。開幕戦で敗れた中国との再戦へ。音と声で戦術を組み立てる競技の奥深さと、確定した予選記録を追う。※決勝結果は取材時点で未確認。

全球団が1位を伏せたドラフト――巨人の織田翔希指名と「127人の未来」
12球団が事前公表ゼロ。10月22日のドラフトは新人76人、育成51人を指名し、米国挑戦を望む横浜高・織田翔希に巨人が1位で交渉権を得た。

兄弟で金と銅、その「距離」を超えた勝負――若生裕太・拳太、アジアパラのやり投
愛知・名古屋アジアパラで兄の若生裕太が金、弟の拳太が銅。最長の61メートル41を投げたインド選手は銀。複合クラスのポイント制が映し出す競技の奥深さとは。
文化
10月24日 土曜日今日のアート · 森狙仙《Monkeys in a Cherry Tree》
Mori Sosen (1747–1821) · Cleveland Museum of Art · Public domain

桜の枝で子を抱く猿――森狙仙が描いた命のぬくもり
桜の枝で寄り添う二匹の猿。森狙仙の細やかな観察が生む親密さを味わう。母子かどうかは、作品資料からは断定できない。
アート特集を読む →Mori Sosen, Monkeys in a Cherry Tree, c. 1800–1821. Cleveland Museum of Art, 1998.425.1. Public domain. Museum record
10月23日版から、さらに読みたい6本
前日版の記事。初出時点の内容です。

「賃金主導の物価上昇」は実現するか――片山財務相の発言と日本の暮らし
片山財務相が見通す賃金と物価の好循環。輸入物価の圧力と実質賃金の現状を分け、暮らしへの影響を探る。

光で重金属を集める大腸菌――北海道大学が探る水処理の未来
光のエネルギーで金属イオンを細胞内に取り込む実験技術。資源回収への期待と実用化の距離を検証。

人が減っても、市役所の仕事は減らない――仙台から考える自治体DX
仙台のDX展示会を入り口に、むつ市のスマホ市役所、災害通信、AI議事録支援と地方行政の実情を探る。

名古屋で世界新34秒52――中国の江裕燕、アジアパラ競泳で2冠
中国の江裕燕が50メートルバタフライS6で世界記録34秒52。100メートル自由形S6でも優勝した。

海へ続く路地、舟屋が映す歴史――舞鶴・吉原の漁師町
舞鶴の吉原地区が歴史的町並みの保存地区に選定するよう答申された。舟屋や路地の価値と暮らしを考える。

「推し」のための一点を探す――有楽町に3500点、手仕事が広げる推し活経済
有楽町マルイで「#手元の推し活まつり 26’ Autumn」が開催。全国55ブランド、3500点超のハンドメイド商品から考える、推し色と創作、ファン消費の今。
主要記事の画像はAI生成の編集イラストで、記録写真ではありません。アート欄は森狙仙の歴史的作品を縦長のまま掲載します。



