企業の変化から地域の循環まで。制度が現場でどう動くかを読む。
15本の新着レポートで、EV導入、資産運用、米物流、衛星インフラ、医療AI、関係人口、防災物流、ふるさと納税、アジア大会、文化を追う。本日のアートは円山応挙《千代能姫図》。
社用車EV化を「実走行データ」で決める——富士通とJA三井リース、購入から運用設計へ
JA三井リースグループ、富士通、スマートバリューがEVシミュレーションサービスを商用化。車種、台数、充電器、TCO、CO2削減を実際の走行データから比較し、企業のEV導入を「勘」から「設計」へ変えようとしている。
記事を読む →2026年9月23日 水曜日
今日、読みたい4本
宇宙・地域経済・スポーツ・アート
産業・経済
Japan.co.jp · 2026年9月23日 水曜日
社用車EV化を「実走行データ」で決める——富士通とJA三井リース、購入から運用設計へ
JA三井リースグループ、富士通、スマートバリューがEVシミュレーションサービスを商用化。車種、台数、充電器、TCO、CO2削減を実際の走行データから比較し、企業のEV導入を「勘」から「設計」へ変えようとしている。

ゆうちょ銀行がsustenに22%出資——1,600万アプリ口座と「自動NISA」が交わる
ゆうちょ銀行が新興運用会社sustenの議決権22.0%を取得。約10億円の第三者割当増資、1,662万口座超の通帳アプリ、「自動NISA」の特許技術——巨大な預金ネットワークと投資自動化が結び付く意味を読み解く。

日鉄興和不動産、米物流2号が竣工——ジョージア州ビュフォードに見る「日本マネーと物流」の新航路
3棟、延床約6万3,800平方メートル。日鉄興和不動産の米国物流第2弾がアトランタ都市圏で完成した。倉庫の仕様からサバンナ港、日本企業向け共同投資プログラム、2018年に始まったLOGIFRONTの歴史まで、その意味を追う。
科学・技術
Japan.co.jp · 2026年9月23日 水曜日
衛星は「橋を見る目」をどう変えるか——アクセルスペースとパシフィックコンサルタンツ、インフラ管理を宇宙から再設計
広域を繰り返し撮る小型衛星と、75年以上のインフラ知見を持つ建設コンサルタントが組む。狙いは現場点検の代替ではなく、「どこを先に見るべきか」を宇宙から絞り込むことだ。

電子カルテの中へ入る生成AI——三重・永井病院「Apollo AI」は病院業務をどこまで変えたか
199床の地域病院が、電子カルテの院内データとAIエージェントを接続した。退院サマリは37分から3分——と開発企業はいう。2年間の実証、異なる公表値、セキュリティ、責任分担まで、医療AIの「現場」を検証する。

病院の「断り」はどこへ消えるのか——Dr.JOY「受入コールAI」が救急・紹介電話を経営データに変える
紹介元、救急隊、夜間救急からの電話を録音・文字起こしし、AIが「受けたか、断ったか、なぜか」を分類する。だが、213施設という数字は新製品の導入数ではない。病院の入口で消えていたデータをどう使うべきか、その可能性と危険を追う。
地域・社会
Japan.co.jp · 2026年9月23日 水曜日
観光客を「戻ってくる人」へ——三浦半島の14日間ワーホリは関係人口をつくれるか
第1・第2ターム終了者9人全員が再訪を検討し、7人は具体的な予定または6か月以内と回答した。だが、9人の速報値を地方創生の「成功」と呼ぶのは早い。大事なのは、14日間の出会いが半年後も人と仕事の関係として残るかだ。

「物資はあるのに届かない」を防げるか——川崎市とヤマト運輸、災害物流のラストマイルを協定化
川崎市はヤマト運輸に、避難所配送だけでなく物資拠点運営、配送計画、荷役、人員・資機材、物流助言、被災者ニーズ収集まで要請できる。人口156万人都市が想定する24万人分の支援物資を、本当に「最後まで届ける」ための協定を読み解く。

人口6,704人、ふるさと納税223億円——北海道白糠町は「寄附」を地域経済へどう変えているのか
2008年度194万円から、2025年度223億2,945万円へ。全国2位の寄附を集める町は、返礼品を売るだけでなく、水産業、教育、子育て、防災へ循環させようとしている。だが223億円はそのまま使える223億円ではない。成功の中身と制度依存のリスクを分けて読む。
スポーツ
Japan.co.jp · 2026年9月23日 水曜日
大会第1号の金は蒲郡から——北條巧、5キロで抜け出し日本男子のアジア大会5連覇をつなぐ
スイム4番手、バイク終了5番手。それでも北條巧は最後の5キロで抜け出し、52分56秒で大会第1号の金メダルを獲得した。日本男子5大会連続金、林愛望の地元銅、翌日のリレー銀まで、蒲郡2日間の意味を追う。

9点差から4点差へ——彗星JAPAN、中国に31対27で勝ちながら見えた「初優勝」への宿題
前半16対12、後半11分には24対15。それでも中国に4点差まで詰められた。杉岡尚樹は8得点で代表100試合・200得点を同時達成。男子初優勝を狙う日本にとって、31対27は「白星」と「修正点」を同時に残した初戦だった。

女子Fリーグ、上位6が決定——歴代王者すべてが集う「冬の5試合」へ
浦安と西宮は9勝1分、勝点28で並んだ。最後の1枠は丸岡と北海道が勝点13、直接対決0対0、それでも得失点差で丸岡へ。しかも上位6には、2016年プレ大会から現在までの全歴代王者が揃った。
文化・暮らし
Japan.co.jp · 2026年9月23日 水曜日
リバティは日本をどう見てきたのか——京都・渉成園で150年の日英デザイン交流をたどる
1875年、日本やアジアの布と工芸を売る店として始まったリバティ。1889年の訪日、1903年頃の桜風アーカイブ、現代日本作家8人との協働、丸仙の丹後ちりめん——150年の往復を、国の名勝・渉成園で見直す。

金魚は生きていない、それでも泳ぐ——深堀隆介『金魚の唄』、名古屋の旧輸出陶磁器商邸で
透明樹脂と絵の具だけで、なぜ金魚は生きて見えるのか。愛知で育った作家の「金魚救い」から2.5Dペインティング、弥富の養殖文化、輸出陶磁器商・井元為三郎の旧邸、畳の鶴、インスタントハウスまで、『金魚の唄』を場所の歴史ごと読む。

ロンドンの舞台を、吉祥寺の客席へ——NTLive3作品がオデヲンで「もう一度」始まる
『みんな我が子』10月2日、『西の国のプレイボーイ』10月30日、『危険な関係』2027年1月8日。ロンドンで終演した舞台を、1954年開館の吉祥寺オデヲンが各1週間だけ東京の新しい観客へつなぐ。
16 · 本日のアート
月が桶から消えたとき——円山応挙《千代能姫図》、空白が悟りを描く
水桶の底が抜け、映っていた月が消えた。その瞬間、千代能は悟った——と伝説はいう。応挙はその決定的な場面で、月も水も描かない。画面の大半を占める「何もない場所」が、絵の主役になる。
記事を読む →9月22日版から選んだ6本
各記事の掲載時点の文脈で

米価は下がったのか——玄米60キロの取引価格と、食卓の5キロを読み解く
8月の相対取引価格は3万1,556円。スーパー平均は5キロ2,971円に。年産・契約・精米の違いと価格統計の歴史から、米代の変化を読み解く。

南極で融けた氷の行方を追う——海洋観測から淡水の広がりを立体的に推定
東南極の二つの棚氷を対象に、日本の研究者が海水の性質から融解水の分布を復元。炭素を手掛かりにする方法と観測の不確かさを読む。

動物愛護週間、家族で考える「この先」の世話——終生飼養を支える備えと地域
9月20~26日は動物愛護週間。法律の歴史をたどりながら、高齢ペットの世話、飼い主の入院、迷子や災害への備えを考える。

内藤寛太郎、プロ21年目の初優勝——輪厚で刻んだ25アンダーと、支えられた時間
44歳の内藤寛太郎がANAオープンで国内男子レギュラーツアー初優勝。大会新記録の4日間と、下部ツアーからの歩みをたどる。

南極を織り、地球をまとう——JAXAとイッセイミヤケ、衛星画像から生まれたジーンズ
「しきさい」が捉えた南極を、A-POC ABLE ISSEY MIYAKEがジャカード織りで表現。地球観測と織物の技術史をたどる。

布の向こうに、つくり手がいる——LACMAで見る須藤玲子とNUNOの実験
金属のように光る布、絹の新たな素材「きびそ」、地域の染織技術。須藤玲子とNUNOの40年を超える歩みと産地との協働をたどる。
本日のニュース15本は円山応挙《千代能姫図》に着想を得た編集用イメージを使用。本日のアートは作品ページに記載したパブリックドメイン作品を扱います。9月22日版からの6本は各掲載日のイメージを再掲。記録写真として扱う場合は各記事内で明記します。
