パセリの葉を見て、「細胞間の情報輸送装置」を想像する人はほとんどいない。しかし細胞は、自分の内側に分子を抱えているだけではない。脂質の膜で包まれた微小な粒子を外へ放出し、その中にタンパク質、脂質、核酸などを載せることがある。東京大学内に研究拠点を持つ若いバイオ企業TIME TRAVELERは、食用植物から得たこうした粒子が、老化に伴う機能低下へ働きかけられるかを試そうとしている。
8月11日、米XPRIZE財団は「TIME TRAVELER–Plant-EVs」を、総額1億100万ドルのXPRIZE HealthspanにおけるMilestone 2受賞10チームの一つとして発表した。各チームには100万ドルと、次段階の臨床試験に使う共通研究基盤へのアクセスが与えられる。TIME TRAVELERは8月20日、日本向けに結果を公表し、パセリ由来の植物エクソソームを含むサプリメントと、準決勝段階で実施した探索的ヒト試験を前面に出した。
「筋力・認知機能・免疫機能を最低10年、目標20年若返らせる」。競技の表現は大きい。だからこそ、言葉を小さく分解する必要がある。TIME TRAVELERが獲得したのはグランプリではない。興味深い仮説と初期データを、より厳しい標準化臨床試験へ進めるための賞金である。
普通のサプリが参加しないレースへ、パセリのカプセルが入った
XPRIZE Healthspanは2023年11月に始まった7年間の懸賞型科学競技だ。発想は、通常の医療より一歩手前へ踏み込む。病名がついてから症状を治療するだけでなく、加齢に伴って落ちていく身体機能そのものへ働きかけ、まだ自立して生活している段階で機能を戻せるかを問う。
見るのは「若返りマーカー」一つではない。筋肉、認知、免疫という、日常生活の自立に直結する三領域が中心だ。10年分の加齢低下に相当する機能回復が最低ラインで、15年、20年相当なら賞金の上位層へ進む。治療・介入期間は1年以内という制約もある。
58カ国から600を超えるチームが参加した。2025年には40チームが準決勝Milestone 1へ進み、2026年8月には20チームがファイナリストとなった。その20のうち10チームがMilestone 2として各100万ドルを受賞した。2026~29年の決勝段階では、ユタ大学のData Coordinating Centerが試験・データ管理を担い、カリフォルニア大学サンディエゴ校Stein Institute for Research on Agingが共通ラボ、バイオマーカー、血液・細胞試料の保管を調整する。最終賞は2030年の予定だ。
この共通基盤が重要なのは、ロンジェビティ分野には発見の問題だけでなく「信用の問題」があるからだ。真面目な老化生物学、サプリ市場、高額クリニック、動物実験、意味がまだ確定していないバイオマーカーが同じ言葉の周辺に集まりやすい。探索的な変化が、再現される前に「若返り」として流通することもある。
XPRIZEが狙うのは、まったく違う技術を同じ荒い質問へ追い込むことだ。高齢者は本当に、年齢差として意味のある大きさで機能を取り戻すのか。
100万ドルのマイルストーン賞は、「老化が逆転した」という証明ではない。面白い仮説を、検証可能な仮説へ変えたチームに与えられる次の試験への切符である。
TIME TRAVELERが実際に試したもの
公開されている臨床試験登録は、広告の言葉を外して研究を読むうえで有用だ。UMIN000059942の科学的試験名は「研究食品の摂取が運動・免疫・認知機能に及ぼす影響の探索的研究」。2025年12月に公開され、日本国内で無作為化、並行群間、二重盲検、プラセボ対照の介入試験として登録された。
対象は同意取得時55歳以上70歳未満の男女。目標40人。TIME TRAVELERによると39人が完遂した。被験食品群は1日1カプセル、対照群もプラセボを1日1カプセル、8週間摂取する。
評価項目は、XPRIZEが難しい理由をそのまま映している。運動・筋機能ではVO₂max、運動中の脈拍変化、Borg Scale、筋肉量、握力、脚力、Timed Up & Go。免疫・炎症関連ではNK細胞活性、IL-6、GDF15、LPS。認知はCognitrax、睡眠はアテネ式不眠尺度を使う。
無作為化と二重盲検は、期待や観察者バイアスを減らす。プラセボ群は自然変動や「飲んでいるから良くなる」という効果と比べる基準になる。健康寿命を一つの数字に潰さず複数領域を見る設計にも意味がある。
一方、小規模な探索試験で評価項目が多いほど、偶然の有意差が出る可能性は上がる。解釈には、事前に定めた解析、効果量、信頼区間、多重比較への対応、そして再現性が必要だ。試験登録から分かるのは「何を測る計画だったか」。群別の結果までは公開されていない。
TIME TRAVELERは、臨床試験データがXPRIZEの審査対象となり今回の選出につながったと説明する。これは重要な情報だ。しかし8月20日の発表には、被験食品群とプラセボ群の数値、完全な統計解析、有害事象表、査読論文は掲載されていない。したがってJapan.co.jpは、どの指標がどれだけ改善したか、あるいはそれが「10年分」に相当するかを独立に確認できない。
- 公開:無作為化・二重盲検・プラセボ対照、目標40人、55~69歳、8週間、運動・免疫・認知・睡眠の登録評価項目。
- 会社発表:39人が完遂。提出した臨床データがXPRIZEで審査され、Plant-EVsチームが100万ドルのMilestone 2受賞。
- 今回確認した公開資料にないもの:群別の完全な数値、有害事象一覧、効果量、信頼区間、多重比較調整を含む統計結果、完遂試験の査読論文。
なぜ、パセリなのか
TIME TRAVELERは、自社技術を「パセリ由来植物エクソソーム」と表現し、exofull FUJIというサプリメントを展開している。学術分野では、より広い「植物由来細胞外小胞(plant-derived extracellular vesicles)」という名称が一般的である。
細胞外小胞(EV)は、細胞から外へ放出され、脂質二重膜で囲まれ、自力では増殖しない粒子だ。動物細胞では、タンパク質、脂質、核酸などを運び、他の細胞と相互作用することが分かってきた。診断用バイオマーカー、治療そのもの、薬物送達の容器として研究が進む。
植物にもEVがあると考えられている。ここに食品としての魅力が生まれる。食用植物なら原料量を確保しやすく、経口摂取との相性も考えやすい。2025~26年のレビューでは、植物由来EVや関連ナノ粒子について、胃腸の酸性・酵素環境への比較的高い安定性、腸管との相互作用、生理活性物質の運搬などが研究されている。
ただし、植物組織を処理して得られる粒子が全部同じものとは限らない。Texas A&Mの2026年レビューは、生きた植物細胞が外へ分泌したEVと、組織を破砕する過程で形成される植物由来ナノ粒子を区別する必要を強調する。大きさや成分が似ても、生まれ方は違いうる。
これは用語遊びではない。治療効果が「どの粒子が、何を運び、どう吸収されるか」に依存するなら、抽出・精製・同定は製造工程ではなくメカニズムの一部になる。
「エクソソーム」という言葉にも注意書きがある
国際細胞外小胞学会のMISEV2023は、特定の細胞内起源を実証できない限り、一般名として「extracellular vesicle(細胞外小胞)」を使うことを推奨する。「exosome(エクソソーム)」は厳密には、エンドソーム系の内部で生まれ、多胞体が細胞膜と融合して放出される小胞を指す。多くの研究では、その起源まで直接示せていない。
TIME TRAVELERは企業・製品表現として「植物エクソソーム」を使用する。一方、XPRIZEはチーム名を「TIME TRAVELER–Plant-EVs」としており、現在の学術的な一般用語に近い。本稿では科学分野全体を述べる時は「植物由来細胞外小胞」を基本とし、会社自身の用語を紹介する場面では「エクソソーム」を残す。
植物材料ではなおさら慎重さが必要だ。最新レビューは、精製法の標準化、ロット差、体内動態、作用機序、規制上の分類、破砕で生じた粒子との区別などを未解決課題として挙げる。
研究分野が虚構なのではない。若いのである。
「細胞のごみ袋」から情報運搬へ
細胞外小胞の歴史は、過剰な期待にも過剰な否定にもブレーキをかける。1940年代、血液凝固を調べる研究者が、後にEV史の一部と見なされる粒子状成分を観察した。植物では1960年代に、ニンジン培養細胞などで細胞外の小胞様構造が電子顕微鏡で報告されている。
動物細胞での大きな節目は1983年。成熟途中の網状赤血球を研究していた二つのグループが、不要になったトランスフェリン受容体を、小さな膜小胞として細胞外へ出す仕組みを示した。当初は細胞の「廃棄」に見えた。
その見方は変わる。1990年代から2000年代、EVが免疫細胞と相互作用し、タンパク質や核酸を運び、受け手の細胞へ影響しうる証拠が積み上がった。「ごみ処理」に見えた構造が、細胞間コミュニケーションでもあるという転換だった。
植物側の研究も、古い観察から現代のナノ粒子研究へつながった。食用植物から粒子を分離し、消化環境をどこまで生き残るか、腸管へどう作用するか、炎症を変えるか、薬を運べるかが調べられている。
1940年代 — 血液中の粒子状成分に関する初期観察が、後のEV研究史へつながる。
1960年代 — ニンジン培養細胞など植物系で、細胞外小胞様構造が電子顕微鏡観察される。
1983年 — 網状赤血球研究で、多胞体から膜小胞を放出する経路が確立される。
1990~2000年代 — EVは「廃棄」だけでなく、免疫・シグナル・細胞間情報伝達に関与すると理解されるようになる。
2010~2020年代 — 食用植物由来EV・ナノ粒子が、経口送達や機能性食品の研究対象として拡大。
2024年 — 東京でTIME TRAVELER設立。東京大学の老化研究成果を基盤とする。
2025年 — 創薬チームでXPRIZE Top 40 Milestone 1へ進み、25万ドル受賞。
2026年 — 途中申請制度で参加したPlant-EVsチームが、100万ドルのMilestone 2受賞10チームに入る。
二つの時計を走らせるスタートアップ
TIME TRAVELERは2024年1月設立。東京大学定量生命科学研究所の分子情報研究分野、秋山徹氏らの研究成果を基盤とし、細胞増殖、腫瘍化、細胞老化に関わる研究の社会実装を掲げる。現在は東京大学南研究棟アントレプレナーラボに研究拠点を置く。
同社が最初にXPRIZEへ持ち込んだのはパセリではなかった。抗体、低分子化合物、核酸医薬などを使う老化関連創薬のプログラムで、2025年にTop 40準決勝へ進み、25万ドルのMilestone 1を受けた。
しかし、ここで「時間」の問題が出る。通常の創薬は、標的の妥当性、薬効、安全性、毒性、段階的臨床試験を積み上げる。XPRIZEは1年以内の介入で機能回復を示すことを要求する。TIME TRAVELERは、創薬事業とは時間軸が違うとして、もう一つの事業である植物由来EVに着目し、競技の途中申請制度を使って別チームとして参加したと説明する。
ここが会社として面白い。一つの企業が、老化研究を二つの異なる証拠体系で進めている。片方は時間のかかる医薬品開発。もう片方は、すでに消費者へ届けられる食品カテゴリーの製品を、より厳しい臨床的主張へ押し上げようとするルートだ。
経口の植物由来製品が本当に筋力・認知・免疫で大きく再現可能な改善を出すなら、細胞治療や遺伝子治療より生産・物流・アクセス面で有利になりうる。XPRIZEが拡張性とアクセス性を評価する理由もそこにある。
ただし、使いやすさは効果が確立してから価値になる。カプセルは細胞治療より配送しやすい。証明しやすいわけではない。
製品はすでに売っている。しかしXPRIZEの主張はまだ売れない
exofull FUJIは、競技終了まで研究室に隠される試作品ではない。TIME TRAVELERはすでに日本で、百貨店やオンラインを通じてパセリ由来製品を販売している。ここに、消費者向け商業と未完成の臨床証拠が重なる。
二つを混同してはいけない。食品・サプリメントとして販売できることと、XPRIZEが求める「加齢による機能低下を10年分戻す」効果を実証することは別である。マイルストーン受賞が、既存商品を承認済みの抗老化薬へ変えるわけでもない。
今回の受賞が示すのは、XPRIZEの審査員が、科学的根拠、提出データ、拡張性・アクセス性、次段階臨床試験へ進む準備度を評価し、TIME TRAVELER–Plant-EVsを100万ドル支援対象10チームに選んだということだ。
それは十分に重要である。しかし「サプリが効く」とは違う文章である。
老化レースで、日本の存在感は大きい
Milestone 2受賞10チームには、日本からTIME TRAVELERだけでなく、東京大学、東北大学、NanoTitan、東京リライフクリニックなどが関わるGoda Labも入った。ほかのチームは幹細胞、ミトコンドリア、標的タンパク質分解、既存薬の組み合わせ、遺伝子関連技術、細胞外小胞、個別化医療など、多様な方法を採る。
日本がこの競技で目立つのは偶然ではない。世界でも特に高齢化が進み、フレイル、自立、介護負担、健康寿命の問題が、未来の人口グラフではなく現在の病院、家庭、年金、地域設計、労働力へ現れている。
その切迫感は研究を促す一方、「アンチエイジング」の言葉を受け入れやすい大きな市場もつくる。だから科学の仕事は二つある。効く介入を見つけること。そして、測定できる機能改善と魅力的なブランドを区別できる基準をつくることだ。
授賞式の後から、本当に難しくなる
次段階は、今回の発表よりはるかに情報量が多くなるはずだ。XPRIZEは2029年まで、共通データ管理とラボ基盤のもとで臨床試験を進めるとしている。異なる技術を可能な限り比較し、各チームが自分に都合のよい指標だけを選ぶ余地を減らす狙いがある。
なお、対象年齢についてXPRIZE公開資料には揺れがある。現行競技ページは50~80歳と記す一方、8月11日の最新発表は決勝臨床試験を50~90歳と説明する。重要なのは数字の表記差ではなく、年長成人を対象に、標準化した機能指標、対照試験、そして年齢差として意味のある大きさの変化を求める構造である。
TIME TRAVELERの8週間探索試験は、この問いへ最終回答を出す規模ではない。40人は、安全性、実行可能性、次に追うべきシグナルを見つけるには意味がある。しかし筋肉、認知、免疫をまたぐ決定的な抗老化主張を支えるには、より大規模で独立した検証が必要だ。
| 主張 | 証拠が支えること | まだ証明しないこと |
|---|---|---|
| 「世界TOP10」 | 会社はその表現を使用。XPRIZE公式では20ファイナリストのうち10チームが100万ドルMilestone 2受賞で、TIME TRAVELER–Plant-EVsはその一つ。 | 20チームを1~20位に順位づけしたこと、受賞10チームだけが唯一のファイナリストであること。 |
| 「ヒト臨床試験をした」 | UMIN000059942は無作為化、二重盲検、プラセボ対照、8週間、目標40人の探索試験として登録。会社は39人完遂と発表。 | 査読済みであること、登録した全評価項目が改善したこと。 |
| 「パセリのエクソソームが老化を逆転する」 | XPRIZEは科学的根拠と提出データを次段階へ進める価値があると判断した。 | 公開証拠が10年若返り、病気の治療、寿命延長をすでに実証したこと。 |
| 「植物EVは実在する研究分野」 | 査読研究・レビューが植物由来EV/ナノ粒子、経口送達、前臨床活性を報告している。 | 標準化、作用機序、臨床有効性がすべて確立したこと。 |
パセリの物語を「証明」に変えるには
第一に、準決勝データを外部が読める形にすることだ。査読論文や詳細な公開データがあれば、開始時点の群差、各評価項目、効果量、有害事象、統計計画が主張と一致するかを確認できる。
第二に、材料そのものの同定が必要だ。どの粒子が入っているのか。ロットごとに同じか。製造と消化を経ても何が残るのか。効果はEVそのものなのか、同時に抽出された植物成分なのか、両方なのか。「エクソソーム」という特定の生物発生を主張するなら、その起源を示せるか。示せないならEVまたは粒子という言葉の方が安全だ。
第三に、小さな探索集団を超えて再現する必要がある。より大きい集団、独立解析、長い追跡、XPRIZEの標準化環境でも変化が残るか。
最後に、競技で最も厳しい要求へ答える必要がある。一つの良いバイオマーカー、一つの改善したテストではなく、筋力、認知、免疫をまたいで、加齢年数に換算できるほど大きな機能回復を示すことだ。
パセリは、この物語を覚えやすくする。測定こそ、この物語が残るかどうかを決める。
とても古い夢が、とても小さな容器へ入った
人類は長寿を約束する物質を何千年も探してきた。容器は薬草、霊薬、ホルモン、錠剤、遺伝子ベクター、細胞へ変わった。願いはほとんど変わらない。
今が違うのは、植物が再び長寿と結びついたことではない。「成功とは何か」を先に書き、巨大な賞金を付けた競技の中へ、その主張が入ったことである。
TIME TRAVELERという社名は、比喩を簡単にしすぎる。パセリ由来粒子が、人間を暦の上で過去へ運ぶ証拠はない。問われているのはもっと狭く、もっと難しい。高齢の身体を、測定可能な意味で若い身体の機能へ近づけられるか。
現時点で、その答えは公開されていない。対照を置いた探索試験があった。XPRIZEはデータを見てPlant-EVsチームを100万ドル支援対象へ選んだ。細胞外小胞という分野が、かつての顕微鏡の脇役から、本格的だがまだ不確かなバイオ医療研究へ成長してきたことも分かっている。
次に必要なのは、ロンジェビティ物語が最も地味になり、最も役に立つ段階だ。大きな試験、標準化された測定、消せない陰性結果、そして他の研究者が検査できる数字である。
もし数字が残れば、物語は強烈だ。世界最大級の科学賞が、身近な緑の葉から健康寿命への新しい道を開く助けになったことになる。残らなくても、実験には価値がある。非常に大きな主張を、ごく普通の科学のルールへ連れてきたからだ。
- XPRIZE、2026年8月11日――20ファイナリストと10のMilestone 2受賞チーム
- XPRIZE Healthspan――競技構造、賞金、評価目標
- TIME TRAVELER、2026年8月20日――Plant-EVs受賞発表と臨床試験概要
- UMIN-CTR UMIN000059942――探索的臨床試験の登録情報
- 厚生労働省 臨床研究情報ポータル――試験状況と介入概要
- TIME TRAVELER――会社・東京大学内研究拠点情報
- TIME TRAVELER、2025年5月――創薬チームでのTop 40 Milestone 1受賞
- 東京大学定量生命科学研究所 秋山研究室――細胞増殖・がん・老化研究
- MISEV2023――国際細胞外小胞学会による用語・研究品質ガイドライン
- Yuら、2026年――植物由来細胞外小胞の研究と臨床応用上の課題
- Alsaidら、2026年――植物由来EVと植物組織由来ナノ粒子の区別
- The Plant Cell――植物細胞外小胞研究の歴史
- Hardingらの回顧――1983年のエクソソーム分泌経路発見
編集注:TIME TRAVELERの発表は「世界TOP10」と表現するが、XPRIZEの現行公式資料では20チームがファイナリスト、そのうち10チームが各100万ドルのMilestone 2受賞とされる。本稿はXPRIZEの分類に従った。会社は臨床データが審査されたと説明する一方、今回確認した公開試験登録と8月20日発表には被験食品群対プラセボ群の完全な数値結果が掲載されていないため、「10年若返りを実証した」とは記述していない。またMISEV2023は、エンドソーム由来を実証できない場合、「exosome」より「extracellular vesicle」の使用を推奨する。為替欄は記事内容と無関係の編集部参考値。
