アン・ハサウェイの鳥取発言
地方PRの追い風に
『プラダを着た悪魔』関連インタビューで、アン・ハサウェイが鳥取に触れた。たった一言が、鳥取砂丘、梨、そして地方観光のPRを再び走らせている。
SoraNews24は、アン・ハサウェイが『プラダを着た悪魔』関連インタビューで鳥取に触れ、日本側でPR反応が広がったと報じた。東京でも京都でも大阪でもなく、鳥取。よく知られた観光地ではなく、しばしば「見過ごされがちな」県名が、突然ハリウッドの会話に入った。
地方観光にとって、県名を覚えてもらうことは大きな仕事だ。鳥取には砂丘、梨、山陰海岸、大山、温泉、まんが文化がある。それでも国際的な旅行者の最初の選択肢は、どうしても東京、京都、大阪、富士山に寄りがちだ。
鳥取砂丘という強い名刺
鳥取県公式観光サイトは、鳥取砂丘を山陰海岸ジオパークの中心に位置する名所として紹介している。砂丘は南北約2.4キロ、東西約16キロに広がり、日本海の風が作る砂の模様や、馬の背から見る海の眺めが魅力だ。
砂丘は、鳥取のもっともわかりやすい名刺である。日本で「砂丘」と言えば、多くの人が鳥取を思い浮かべる。だからこそ、ハリウッドの文脈から鳥取が出てくると、地元PRはすぐに砂丘へつなげたくなる。
梨の県としての鳥取
鳥取は梨の産地としても知られる。鳥取県の観光情報は、梨狩りや二十世紀梨にまつわる観光を紹介している。砂丘の乾いたイメージと、梨の瑞々しさ。この組み合わせは、鳥取を説明するうえで面白い対比になる。
有名人の発言が地方名を押し上げるとき、必要なのはすぐに出せる「次の入口」だ。鳥取の場合、それは砂丘であり、梨であり、山陰の海であり、まんが文化でもある。
Japan.co.jpの見方
このニュースは、Japan.co.jpの47都道府県モデルにぴったり合う。日本の魅力は、有名観光地だけにあるわけではない。むしろ、何気なく名前が出た場所、地図で探したくなる県、知らなかった土地にこそ、旅の入口がある。
アン・ハサウェイの鳥取発言は、映画ニュースであり、観光ニュースであり、地方PRニュースでもある。6月12日の紙面では、日銀の利上げや太平洋安全保障の横に、鳥取の砂丘と梨が並ぶ。それもまた、日本を読むということだ。