この顔は、どんな気持ちを表しているのか。東京国立博物館の「親と子のギャラリー この顔どんな顔?能面のあらわすきもち」が、表情を手がかりに能の世界へ案内する。本館4室で9月1日から10月25日まで開催される。[1]
9月24日(木)は休館
同館の公式カレンダーでは、本紙発行日の9月24日は休館日。会期中でも観覧できない日があるため、来館前に確認したい。[2]
面の表情から、舞台の人物へ
同館の解説によると、能では役柄に合った面を選び、能楽師のしぐさによって人物の心情を表す。小面(こおもて)のように静かな印象の面も、舞台では感情を伝える役割を担う。[1] 展示された造形と、演じられる人物を結びつけることが、鑑賞の入口になる。
紹介される面には、老人の姿の翁(おきな)や、目を大きく見開いた大飛出(おおとびで)がある。[1] 親子で見るなら、まず目や口の形を一つずつ比べ、そう感じた理由を話してみるのもよい。大人が先に答えを決めるより、子どもの気づきを聞く時間をつくりたい。
知識を覚える前に、よく見る
古典芸能を初めて見る人には、演目や専門用語が壁になりがちだ。顔を見て気持ちを考えるという問いは、予備知識が少なくても参加しやすい。ただし、見た目の印象だけで役の心情がすべて分かるわけではない。作品解説を読み、最初の印象と照らし合わせることで、鑑賞を深められる。
会期中はジュニアガイドを会場で配布する。なくなり次第終了となり、公式展示ページにはPDFへのリンクもある。[1] 観覧後に気になった面を振り返る手がかりにもなる。
親子の来館を支える設備と料金
東博コレクション展の通常料金は一般1,000円、大学生500円。高校生以下および18歳未満、70歳以上は無料で、年齢を確認できるものの提示が必要となる。通常の開館時間は午前9時30分~午後5時、入館は閉館30分前まで。金・土曜などには夜間開館がある。[3]
ベビーカーは展示室内でも利用できるが、混雑時には安全のため利用を控えるよう求められる場合がある。授乳室は正門プラザと本館地下1階に設けられている。[4] 子どもの疲れ方に合わせて休み、すべての展示を一度に見ようとしないことも、作品と向き合う余裕につながる。

