体操の杉原愛子(すぎはら・あいこ、27)が9月22日、愛知・名古屋アジア大会の女子個人総合で55.599点を挙げ、金メダルを獲得した。西山実沙も55.032点で銅メダルに入り、日本勢が表彰台に2人並んだ。[1][3] アジア・オリンピック評議会(OCA)によると、日本勢の同種目優勝は初めて。1974年大会から続いた中国勢の13大会連続優勝が途切れた。[2]
4種目の合計でつかんだ頂点
公式結果によると、杉原は2位に0.400点差をつけた。女子個人総合は跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆかの合計で争う。名古屋市総合体育館[レインボーホール]で行われた22日の競技は、団体・種目別の予選も兼ねていた。[1][6]
| 種目 | 得点 |
|---|---|
| 跳馬 | 14.100 |
| 段違い平行棒 | 13.533 |
| 平均台 | 14.266 |
| ゆか | 13.700 |
| 合計 | 55.599 |
出典:日本体操協会掲載の公式結果。[1] 得意種目のゆかだけでなく、4種目を合わせた成績でアジア大会の頂点に立ったことに、今回の金メダルの重みがある。
第一線を離れ、再び競技の舞台へ
日本オリンピック委員会(JOC)の記録では、杉原は1999年9月19日生まれで、リオデジャネイロ2016、東京2020の両五輪に出場した。[3][4] 今回の優勝は27歳の誕生日から3日後だった。
本人の公式サイトによると、2022年に第一線を退き、2023年の全日本種目別選手権で競技に復帰してゆかで優勝。2025年にはNHK杯で10年ぶりに優勝し、世界選手権でも種目別ゆかの金メダルを獲得した。[5] 一度区切りをつけた後にも、競技力を高めてきた歩みがある。
個人総合の金と、団体の銀
日本体操協会は、翌23日の女子団体決勝で日本が銀メダルを獲得したと発表している。[6] 個人総合での2人のメダルと団体での表彰台は、異なる形式の競技で日本が結果を残したことを示す。
ただし、個人の優勝をそのまま団体戦の優劣に置き換えることはできない。それぞれの結果を分けて見ることで、杉原自身の成果と、日本チームの成績がより明確になる。
年齢だけで区切れない競技人生
編集部が今回の勝利に見るのは、長く続けることに加え、競技から距離を置いた後に戻る道の意味だ。杉原は会社代表としての活動も続けており、公式サイトは2023年6月から株式会社TRyASの代表を務めると記している。[5]
その働き方が得点を伸ばしたと断定することはできない。それでも、五輪を経験し、第一線を離れ、再び国際大会で頂点に立った事実は、選手の成長を年齢だけで判断できないことを伝えている。

