長崎は、小さな館から読むと「海の道」と「祈り」と「記憶」がつながる。
長崎県の博物館は、出島と原爆資料館だけでは読み切れません。外海歴史民俗資料館では潜伏キリシタンの里の暮らしが、 遠藤周作文学館では『沈黙』の背景となった海辺の信仰が、平戸では西洋貿易の始まりが、五島では島の信仰と暮らしが見えてきます。
壱岐には一支国、対馬には国境の歴史、島原にはキリシタンと城下町、雲仙には火山災害の記憶があります。 長崎は「異国情緒」の県ではなく、海に開かれ、祈りを守り、戦争と災害を記憶し、島々の文化を積み重ねてきた県です。