日本でマラソンを見る、あるいは走ると、単なる競技会以上のものを感じることがあります。大勢の人が同じ方向に進み、街の一部がそのために開かれ、沿道には静かで温かい応援がある。その一体感が、日本のマラソン文化の大きな魅力です。
都市と人が一緒につくるイベント
マラソンは、スタジアムの中で完結するスポーツではありません。道路、橋、街角、沿道の声援。そのため日本のマラソンは、都市そのものを舞台にしたイベントになります。走る人だけでなく、街全体が少しずつ参加しているような感じがあります。
応援の空気がやさしい
日本のマラソン観戦は、過剰に騒がしいというより、持続的で温かい応援が印象に残ります。ランナーに向けた気持ちが街の中に長く流れている。そのやさしい熱気が、見ている側にも心地よさを与えます。
日本のマラソンには、速さだけではなく、続けることそのものを称える空気がある。
季節のスポーツとしても美しい
マラソンは季節とも相性がよく、空気の澄み方や街の表情が大会の印象を大きく左右します。だから日本のマラソンは、スポーツであると同時に季節のイベントとしても見えてきます。
