バスケットボールのB.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)は9月22日、東京都江東区のTOYOTA ARENA TOKYOで開幕し、アルバルク東京が琉球ゴールデンキングスを84―73で破った。[5] 翌23日は琉球が85―74で勝利。新たなリーグの幕開けを担った両チームは、開幕2試合を1勝1敗で終えた。[2]
初戦は後半の守備で流れを変える
22日の東京は第1クオーターを23―30で終え、前半終了時も50―51と追う展開だった。第3クオーターを22―12として逆転し、後半の琉球を計22点に抑えた。キヨンテ・ジョンソンが29得点、ディー・ジェイ・ホグが23得点を挙げた。[1]
初戦で示した後半の修正力は、東京にとって好材料だ。ただ、翌日の敗戦を含めれば、優勝争いの行方を語るにはまだ早い。連戦で相手が対応を変える中、同じ強みをどこまで発揮し続けられるかが問われる。
琉球が取り返し、開幕カードは五分
23日は琉球が第2クオーターを28―16として主導権を握った。前半を51―41で折り返し、その後もリードを守った。東京の発表によると、この日の入場者数は9591人で、同会場のB.LEAGUE公式戦最多を更新した。[2]
開幕戦の勝者だけを追えば、東京の好発進が印象に残る。一方、2試合を通してみると、琉球もすぐに結果を出した。長いシーズンを見ていくうえでは、勝敗とともに、前の試合から何を変えたかに注目したい。
26クラブ、60試合から頂点へ
2026―27シーズンのBプレミアは26クラブが東西2地区に分かれ、各クラブがレギュラーシーズン60試合を戦う。プレーオフには各地区上位3クラブと、それ以外のクラブのうち成績上位2クラブの計8クラブが進む。準々決勝と準決勝は2戦先勝、決勝は3戦先勝で、決勝も出場クラブのホームで開催する。[3]
シーズンの改革では、競技成績に基づく昇格・降格を廃止し、参入審査で入場者数、売上高、ホームアリーナなどを重視する。リーグは、クラブが長期的な視点で投資できる環境づくりを掲げている。[4]
開幕の熱気を、普段の来場につなげる
編集部の分析では、経営面の焦点は、注目度の高い開幕カードで集まった観客を、シーズンを通じた来場につなげられるかだ。記念の試合が盛況でも、通常の試合や平日の観戦が同じように選ばれるとは限らない。
クラブや協賛企業にとっては、再来場の動機、観戦にかかる時間と費用、会場での体験が重要な判断材料になる。アリーナ周辺の飲食店などへの効果も、来場者数だけで決めつけず、実際の利用や消費を確かめる必要がある。
新制度は事業基盤を重視するが、その価値を示すのは、競争力のある試合を継続して届けられるかどうかだ。東京の開幕勝利と琉球の翌日の反撃は、その出発点となった。新リーグの成否は、一度の祝祭を越えた観戦の積み重ねによって見えてくる。

