富山の歴史は、土地の機能から見えてくる。
富山の歴史を読むとき、まず見えてくるのは「何を守り、何を運び、何を信じてきたか」です。 富山城は城下町の記憶を伝え、売薬は全国へ歩いた商いの知恵を伝えます。 立山信仰は山を単なる風景ではなく祈りの場所にし、万葉の記憶は越中の言葉と文学を今へつなぎます。
そして海へ出れば、岩瀬や新湊には北前船や港町の気配があります。 地中からは縄文や古代の土器が現れ、街には茶道具や古美術が残ります。 富山は小さな県に見えて、歴史の入口がとても多い。博物館を歩くと、その奥行きが静かに開いていきます。