徳島は、踊りと藍と人形だけでなく、山と海と川が文化を運んだ県です。
徳島県の博物館は、県都の大きな文化施設だけで読み切れません。阿波おどり会館では町が踊りに変わる時間を、阿波十郎兵衛屋敷や阿波木偶の小さな館では人形浄瑠璃の息づかいを、藍の館では吉野川流域で育った阿波藍の産業と美を感じられます。
そこに鳴門の大塚国際美術館、ドイツ館、渦潮の科学、文化の森の県立博物館・近代美術館・鳥居龍蔵記念博物館、阿波和紙、土成・市場の歴史館、神山の郷土資料、祖谷の民俗、南阿波の海と森を重ねると、徳島は「踊る県」だけではなく、川が染め、山が守り、海が語り、村の舞台が物語を伝えた県として立ち上がります。