栃木は、日光の荘厳さと、大谷石・益子焼・古代東国の静かな力で読む。
栃木県の博物館をめぐると、ひとつの県の中に、まったく違う時間が重なっていることがわかります。 日光には信仰と近代観光の記憶があり、宇都宮には県全体を見渡す歴史と美術があります。 大谷には石を掘った地下の壮大な空間があり、益子には土と火から生まれた民藝の思想があります。
さらに、足利学校は学問の歴史を、栃木市の蔵の街は舟運と商家の記憶を、那須野が原は開拓と自然を、佐野は化石と石灰の地層を、 真岡はSLと木綿の町を、壬生はおもちゃと城下町を、小山・下野は古代東国を、足尾は銅山と環境の記憶を照らします。 栃木は、名所の県であると同時に、小さな館がとても強い県です。