川越と草加
川越うなぎ、川越いも、草加せんべい。 江戸の外側にあった宿場町と小江戸の記憶が、食べ物として残っています。
この土地を食べる入口
埼玉は、観光地として大声で食を売る県ではありません。 しかし、うどんの太さ、うなぎの香ばしさ、せんべいの醤油、さつまいもの甘さ、秩父のそば、東松山やきとりの辛味噌を知ると、 埼玉の食がとても生活に近いことがわかります。
大宮、浦和、川越、草加、東松山、秩父、長瀞、深谷、熊谷、行田、北本、鴻巣、狭山。 地域が変わると、皿の主役も変わります。宿場町のせんべい、小江戸のうなぎといも、山のそば、畑のねぎ、川の名を持つうどん。 埼玉は、実はかなり食べ分けが楽しい県です。
そして埼玉の食は、東京の近さを弱点にしません。 むしろ、日帰りで行ける距離に、江戸の外側の食文化、農の記憶、街道の土産、山の水が残っています。 近いのに違う。それが埼玉の食の魅力です。
街道、畑、川、山、茶
埼玉の食は、豪華さだけで勝負しません。 太いうどんをすすり、うなぎを待ち、せんべいを焼き、秩父でそばを食べ、狭山茶を飲む。 その一つずつが、日常と旅のちょうど間にあります。
川越うなぎ、川越いも、草加せんべい。 江戸の外側にあった宿場町と小江戸の記憶が、食べ物として残っています。
武蔵野うどん、川幅うどん、北本トマトカレー、盆栽の町の食。 都市の近くに、畑と川の食文化があります。
秩父そば、みそポテト、秩父の酒、深谷ねぎ、狭山茶。 山、水、畑の味が、埼玉の奥行きをつくります。
埼玉の食の地図
埼玉の食は、ひとつの名物だけで終わりません。 川越でうなぎといも、草加でせんべい、東松山でやきとり、秩父でそばとみそポテト、鴻巣で川幅うどん、北本でトマトカレー、行田でゼリーフライ、狭山で茶。 東京から近いからこそ、日帰りでいくつもの食文化をつなげられます。
県央の入口。盆栽の町、鉄道の町、都市の食。埼玉旅の始点として使いやすい地域です。
うなぎ、さつまいも、菓子屋横丁、小江戸の食。歩きながら食べる楽しさがあります。
草加せんべいと東松山やきとり。街道の土産と酒場の味が残ります。
そば、みそポテト、わらじかつ、酒、山の水。埼玉の山側の味です。
川幅うどん、北本トマトカレー、ゼリーフライ。県央北部の個性的なご当地味です。
深谷ねぎ、熊谷うどん、五家宝、狭山茶。畑と小麦と茶の埼玉です。
うどんやうなぎだけでなく、埼玉には旅を深くする味がまだあります。 小麦、ねぎ、茶、せんべい、山の酒場、街道の土産に、埼玉の暮らしが残っています。
埼玉で食べたいもの

太く、しっかりした麺を、温かい肉汁につけて食べる武蔵野うどん。東京の隣にありながら、畑と小麦の記憶を残す埼玉らしい一杯です。

小江戸の町並みを歩き、うなぎを待ち、菓子屋横丁でさつまいも菓子を探す。川越の食は、江戸の外側にあった商いと旅の記憶を持っています。

草加せんべいは、醤油の香ばしさと硬い歯ざわりが魅力です。草加は日光街道の宿場町として発展し、せんべいは旅の土産として広がりました。

東松山のやきとりは、鶏ではなく豚のかしら肉を使うことで知られます。辛味噌をつけて食べる酒場の味は、埼玉の食の意外性を教えてくれます。

秩父そばは、山の水とともに味わいたい一杯です。みそポテトは、じゃがいもを揚げて甘い味噌だれをかける素朴な郷土味。秩父の食は、山歩きのあとに強く残ります。

狭山茶は関東の茶どころの味。深谷ねぎは冬の甘さを持つ畑の主役。五家宝や川越いも菓子と合わせると、埼玉の食は野菜と甘味の県としても見えてきます。
実際に訪ねたい店と食の拠点
ここでは、埼玉の名物を実際に味わいやすい店と、食文化を深く知れる拠点を地域別に整理しました。 営業時間や定休日は変わることがあるため、訪問前に公式サイトまたは電話で確認してください。
武蔵野うどん、県央の入口、都市の食。
自家製麺と肉汁うどんを楽しめる武蔵野うどんの実用的な入口。埼玉の小麦文化を気軽に味わえます。
さいたま新都心にも店舗を持つ武蔵野うどんの店。都市の中で埼玉らしい太いうどんを食べたいときに使いやすい一軒です。
埼玉県全体の食旅を組み立てる公式観光情報。川越、秩父、草加、深谷、狭山などをつなぐ入口です。
小江戸、うなぎ、さつまいも、菓子屋横丁。
川越でうなぎを食べるときの代表的な老舗の一つ。小江戸の町歩きと蒲焼きの香りをつなげたい一軒です。
川越のうなぎ文化を考えるときに名前が挙がる一軒。町歩きの昼食として計画しやすい店です。
川越いもを使った菓子で知られる店。小江戸歩きの甘い休憩と土産に向いています。
明治から続く川越のいもせんべいの店。さつまいもを菓子として食べる川越らしさに触れられます。
街道のせんべい、豚かしらのやきとり。
草加せんべいの手焼き体験ができる施設。買うだけでなく、焼くことで街道の土産文化を体験できます。
工場見学や手焼き体験を通じて、草加せんべいを作る側から知ることができます。旅の記憶に残りやすい食体験です。
東松山名物のやきとりを、辛味噌だれで味わえる一軒。豚かしらと味噌だれの地域文化に入る実用的な入口です。
東松山では一般的なやきとりが鶏肉ではなく豚のカシラ肉を指す文化として知られます。店選びの前に見たい公式案内です。
そば、みそポテト、わらじかつ、山の水。
道の駅ちちぶ周辺で秩父そばを味わう入口。山の水とそばを、観光動線の中で食べやすい場所です。
秩父の素朴な郷土味。じゃがいも、衣、甘い味噌だれの組み合わせは、山旅の小腹に合います。
秩父そば、みそポテト、わらじかつ、酒、長瀞の旅を組み立てるための地域観光情報です。
川幅うどん、トマトカレー、ゼリーフライ。
鴻巣市公式の川幅グルメ情報にも掲載される川幅うどんの一軒。荒川の広さを麺で食べる名物です。
川幅田舎汁うどんなどで知られる鴻巣の食事処。幅広い麺の見た目と食感を楽しめます。
北本トマトカレーの公式情報。食べられる店やイベントを確認して、トマトの町のご当地カレーを探せます。
お菓子のゼリーではなく、おからとじゃがいもを使う行田の郷土料理。行田市の公式情報で基礎を確認できます。
ゼリーフライやフライを食べられる店を探すときの実用的な観光案内。行田の食べ歩き計画に使いやすい入口です。
ねぎ、小麦、五家宝、茶。
冬の甘さが魅力の深谷ねぎ。道の駅や直売所、地域の料理で、埼玉の畑の力を味わえます。
入間市にある狭山茶と手作りスイーツの日本茶カフェ。狭山茶を現代的な甘味と一緒に味わえる一軒です。
長峰園の茶畑を望みながら狭山茶を楽しめる茶房。狭山茶モンブランなど、茶と甘味の新しい入口になります。
川越の町歩きと狭山茶をつなげられるカフェ。小江戸、川越いも、茶の時間を一つにできます。
三日で食べる埼玉
初めての埼玉なら、川越で小江戸のうなぎといもに入り、二日目に草加・東松山で街道と酒場の味を食べ、 三日目に秩父・長瀞、または鴻巣・北本・行田・狭山へ進むと、埼玉が東京の隣ではなく、川、畑、山、茶の県であることが見えてきます。
埼玉の食を旅する
埼玉の食は、近さの奥にある実用の文化です。 武蔵野うどんの太さ、川幅うどんの驚き、川越うなぎの香ばしさ、草加せんべいの醤油、東松山やきとりの辛味噌、秩父そばの水、みそポテトの甘辛さ、北本トマトカレーの明るさ、行田ゼリーフライの不思議さ、狭山茶の濃さ。 それぞれが、埼玉という県を違う角度から語っています。
次に埼玉を訪れるなら、予定表に観光地だけでなく「川越でうなぎを食べるか、草加でせんべいを焼くか、東松山でやきとりを食べるか、秩父でそばを食べるか、鴻巣で川幅うどんを食べるか、北本・行田・狭山で小さな名物を拾うか」を書いてください。 その一口が、近い県を忘れにくい旅に変えてくれます。