佐賀は、小さな館から読むと「焼物」と「鍋島」と「弥生」がつながる。
佐賀県の博物館は、有田焼の名品だけでは読み切れません。九州陶磁文化館では肥前陶磁の大きな流れが、 有田陶磁美術館や伊万里・鍋島ギャラリーでは町の記憶と窯業の細部が、志田焼の里博物館では嬉野の焼物工場の時間が見えてきます。
佐賀城本丸歴史館と徴古館、大隈重信記念館を歩くと、幕末・維新の佐賀藩、鍋島家、近代化の力が立ち上がります。 吉野ヶ里と末盧館を加えると、佐賀は「小さな県」ではなく、弥生の大集落、日本最古級の稲作、陶磁の国際交易、藩政改革、学問、港町が重なる大きな文化圏です。