京都は、小さな館から読むと「寺社の都」ではなく「手の都」になる。
京都府の博物館は、京都国立博物館や京都市京セラ美術館だけでは読み切れません。 西陣織会館には織の技があり、京都伝統産業ミュージアムには京の手仕事があり、京都市考古資料館には平安京以前から続く地層があります。 並河靖之七宝記念館、清水三年坂美術館、河井寬次郎記念館、楽美術館、大西清右衛門美術館を歩くと、京都の本体は「手の記憶」だとわかります。
さらに京都市学校歴史博物館、島津製作所創業記念資料館、漢字ミュージアム、京都万華鏡ミュージアムを加えると、 京都は古いだけの都市ではなく、教育、科学、文字、遊び心を積み重ねてきた近代都市として立ち上がります。 京都府は、洛中だけでなく、宇治、乙訓、山城、丹後、舞鶴、福知山まで、手仕事と都市と海がつながる大きな文化圏です。