熊本は、小さな館から読むと「水」と「火」と「祈り」がつながる。
熊本県の博物館は、熊本城だけでは読み切れません。小泉八雲熊本旧居では、明治の熊本に住んだラフカディオ・ハーンのまなざしを、 夏目漱石内坪井旧居では、五高教師時代の漱石の暮らしを、島田美術館では、宮本武蔵ゆかりの武家文化を、水前寺成趣園では、阿蘇の伏流水がつくる庭園文化を感じられます。
県域へ目を向ければ、山鹿には灯籠、玉名には河港の歴史、荒尾には宮崎兄弟、御船には恐竜化石、阿蘇には火山と野草、 天草にはキリシタンと﨑津集落、水俣には公害の記憶と環境再生への学びがあります。 熊本は「水の都」であり「火の国」であり、海と山と信仰と記憶が交差する文化圏です。