福井は、博物館で読むと「地球」と「戦国」と「手仕事」が一つになる。
福井県の博物館は、全国的に見ても個性が強い県です。勝山の福井県立恐竜博物館は、 恐竜化石と地球史を圧倒的なスケールで見せます。若狭の福井県年縞博物館は、 水月湖の年縞を通して、世界の時間のものさしを見せます。一乗谷朝倉氏遺跡博物館では、 戦国大名朝倉氏と城下町の記憶が、遺物、ジオラマ、復原町並とともに立ち上がります。
さらに永平寺、若狭の仏教美術、越前和紙、越前焼、鯖江のめがね、勝山の織物、敦賀の港、 北前船、鯖街道をつなぐと、福井は「恐竜の県」だけではなくなります。 地球の時間、海の道、禅、戦国、職人、雪国の暮らしが重なった、驚くほど奥行きのある文化県として見えてきます。