物語の始まりは、固体になった矛盾である。金属の中で原子は整然と並ぶが、その配列は繰り返さない。低温になると、その非周期的な風景をまたいで磁気モーメントが同じ向きにそろい、強磁性が生まれる。そして合金への入口は、研究者が組成を一つずつ勘で試すことではなかった。世代を超えて蓄積された合金研究の記録を分類器に学ばせることだった。

東京理科大学の田村隆治教授、Farid Labib助教らの研究チームは、従来の強磁性準結晶が依存してきた超急冷法を使わず、バルク状で熱処理可能な強磁性正20面体準結晶を3種類作製した。機械学習による相分類器は675通りの5元系合金を探索し、金・銅・アルミニウム・インジウムに、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウムのいずれかを加える系を有力候補として示した。ただし、予測は発見そのものではない。候補は炉に入り、アーク溶解と長時間の熱処理を受け、X線回折、比熱、磁化測定という実験の審査を通らなければならなかった。3種類が通過した。

成果は2026年7月7日、Journal of the American Chemical Societyにオンライン掲載された。すぐに実用品になる磁石というより、これまで得られなかった「きれいな実験室」ができたことに価値がある。従来の強磁性準結晶は超急冷で凍結された準安定相で、加熱して整えようとすると周期的な近似結晶へ変わりやすかった。新物質は通常のアーク溶解でバルク合成でき、723 K、摂氏約450度で長時間熱処理しても準周期秩序を保ち、むしろ回折ピークが鋭くなる。奇妙な磁性を「見つける」段階から、精密に「測る」段階へ進める。

675系機械学習で生成・評価した5元系合金候補
3種類Au–Cu–Al–In–R、R = Gd、Tb、Dyの新準結晶
723 K約450℃。近似結晶へ相転移する前の報告された安定上限
28.3 KGd系が示した3種類中最高のキュリー温度
1982 / 1984シェヒトマンによる最初の準結晶の観察と論文発表
2021年正20面体準結晶で長距離強磁性が初めて実験確認

日本の研究チームは何を作ったのか

「安定」という言葉には注意が必要だ。あらゆる温度で準結晶のままという意味でも、モーターに直ちに使えるという意味でもない。超高速冷却なしで準結晶相を作れ、確認された温度範囲で長時間のアニールに耐える、という実験上の安定性である。東京理科大学の詳細発表によれば、723 K以下では長時間熱処理後も準結晶相を維持し、それを超えると関連する周期的な近似結晶へ相転移する。723 Kでの熱処理後にはX線回折ピークがさらに鋭くなり、原子配列の乱れが減って準周期秩序が改善した。

これは2021年、2023年の強磁性準結晶が抱えた弱点を逆転させる。超急冷は溶融合金を極めて速く冷やし、原子が十分に並び替える前に準安定相を閉じ込める。新物質の発見には強力だが、薄いリボン、小さな試料、歪み、組成むら、競合相を生みやすい。一般の金属ではアニールが欠陥を減らすのに、従来の強磁性準結晶では、アニールが調べたい相そのものを消してしまった。

希土類元素公表された公称組成(原子%)e/aキュリー温度研究が示した磁気的特徴
GdAu54Cu7.5Al12In12Gd14.51.7728.3 Kほぼ等方的なハイゼンベルク型。約0.6 Tで飽和し、臨界挙動は平均場値から大きく外れた。
DyAu57.5Cu5Al13In10Dy14.51.7416.5 K強い単一イオン異方性。7 Tでも飽和せず、平均場理論に近い臨界指数。
TbAu57.5Cu5.5Al10.5In12Tb14.51.759.7 K強い単一イオン異方性と平均場的な臨界挙動を示し、Dy系に似る。

3種類すべてが明確な強磁性転移を示した。比熱曲線には転移温度で顕著なラムダ型の異常が現れ、磁化測定は比較的自由に向きを変えるGdの磁気モーメントと、方向を強く拘束されたTb、Dyのモーメントを区別した。大きな準周期構造を共有しながら、希土類元素を一つ変えるだけで転移を支配する揺らぎが変わる。繰り返さない格子上で、制御された比較実験が可能になったことが核心である。

機械学習は有望な組成の地図を描いた。地図上のどこが現実の物質になるかを決めたのは、炉と測定だった。

繰り返すことを拒む結晶

通常の結晶では単位格子が並進によって繰り返す。正しい距離だけ移動すれば、同じ原子環境が再び現れる。一般的なガラスのような非晶質には、その長距離の位置秩序がない。準結晶は第三の分類に属する。鋭い回折点を生む長距離秩序がある一方、並進で空間を埋める単一の繰り返し単位は存在しない。

二次元の比喩として知られるのがペンローズ・タイリングだ。2種類のひし形が局所規則に従って平面を埋め、特徴的な模様を何度も作るが、全体は周期的には繰り返さない。正20面体準結晶はその三次元の金属版に近く、5回回転軸など、古典的な周期結晶学では禁じられた対称性を持つ。正五角形だけで平面を隙間なく周期的に敷き詰められないのと同じく、厳密な正20面体対称性は普通の三次元並進格子と両立しない。

しかし自然はそのように原子を並べた。1982年4月8日、Dan Shechtmanは急冷したAl–Mn合金を電子顕微鏡で観察し、10回対称の回折像を記録した。結果は当時の結晶の定義と衝突し、激しい反発を受けた。Shechtmanらは1984年に論文を発表した。その後、国際結晶学連合は実質的に離散的な回折像を基準とする方向へ結晶の定義を広げ、ノーベル委員会は2011年、Shechtmanに「準結晶の発見」による化学賞を授与した。

日本は早くから、この歴史の中心に入った。1987年、東北大学の蔡安邦、井上明久、増本健らは、高秩序で熱力学的に安定なAl–Cu–Fe正20面体準結晶を報告した。安定で高品質な相の存在は、準結晶を激しい冷却が作る見かけ上の産物として退けることを困難にした。蔡らは安定準結晶の多くの系列を発見し、2000年にはCd–Ybから初の安定な2元準結晶を作った。この系譜に結びつく多重殻の局所原子クラスターは、現在「Tsai型クラスター」と呼ばれる。

この日本史は2026年の成果に添える飾りではない。今回の磁性体もTsai型ハイパーマテリアルであり、予測変数、候補データベース、磁性設計の発想は、安定準結晶から続く実験の家系が生んだものである。

なぜ磁性が難しかったのか

強磁性は集団現象である。キュリー温度以下で多数の原子磁気モーメントが共通の向きを選び、自発磁化が生まれる。鉄では周期格子上で起き、並進対称性が理論に強力な簡略化を与える。準結晶では各場所の近傍は見慣れた構造でも、環境は通常の意味では繰り返さない。希土類原子が磁気モーメントを持つかどうかだけでなく、非周期構造を越えて相互作用が協調できるかが問題になる。

数十年間、磁性準結晶の多くはスピングラス的な状態に凍結した。モーメントは一つの長距離秩序を作らず、ばらばらな向きのまま止まった。化学的な乱れ、競合する相互作用、幾何学的フラストレーションが説明として挙げられた。実験記録は、準周期性そのものが通常の磁気秩序を妨げるのではないか、という疑いも残した。

橋渡しになったのが近似結晶である。準結晶と近い原子クラスターを含みながら、そのクラスターが周期的に並ぶため、構造解析と従来理論を使いやすい。2010年にはCd6Tb近似結晶で長距離反強磁性秩序が確認された。その後、金を含む近似結晶では組成変化により、強磁性、反強磁性、ガラス的凍結のバランスを動かせることが示された。

重要なつまみが、1原子当たりの平均価電子数e/aである。希土類の局在4fモーメントは、伝導電子を介するRuderman–Kittel–Kasuya–Yosida、RKKY相互作用で結びつく。この相互作用は距離と電子状態に応じて振動するため、e/aを変えると、平行配列を好むか反平行配列を好むかが変わりうる。新合金のe/aは1.74〜1.77に集まり、従来のTsai型研究で確立された強磁性領域に近い。

2021年、田村チームらはAu–Ga–Gdで23 K、Au–Ga–Tbで16 Kの長距離強磁性秩序を正20面体準結晶で初めて報告し、中性子回折で磁気ブラッグ反射を確認した。2023年には高相純度で組成可変なAu–Ga–Dy準結晶を加え、磁性とe/aの関係を示した。それでも作製は超急冷に依存していた。2026年の成果は、その工程上の空白を埋める。

機械が学んだのは、人間が作った小さな世界

材料探索は機械学習にとって難しい。可能な組成と製造履歴の空間は巨大だが、信頼できる成功例は少なく、作るにも測るにも費用がかかる。データベースは物理的に可能なすべてを記録するのではなく、研究者が何を試そうとしたかを記録する。失敗した合成は論文になりにくい。したがってモデルは、物理法則と一緒に研究分野の習慣や死角も学びうる。

日本の研究グループは段階的に手法を育てた。2021年、統計数理研究所、東京大学、東京理科大学の研究者は、既知の準結晶80組成、近似結晶78組成、通常結晶1万90組成を使い、ランダムフォレスト分類器を作った。準結晶、近似結晶、「その他」の3分類で報告された全体精度は約0.714、通常結晶はほぼ完全に識別した。モデルを解釈すると、原子サイズ、電気陰性度、電子濃度に関する規則が現れ、多くのAl系準結晶で知られるe/a ≈ 1.8のHume–Rothery則まで再発見した。

2023年には、ある組成が熱的に安定な準結晶になるかを予測する2値分類器が、95%を超える精度を示したと報告された。予測順位に導かれ、研究者はAl65Ni20Os15、Al78Ir17Mn5、Al78Ir17Fe5を合成した。機械学習アルゴリズムが発見した初の準結晶とされたが、機械が実験したわけではない。学習した規則が候補を選び、人間の合成が確認したという意味である。

2024年、統計数理研究所、東京理科大学、物質・材料研究機構などはオープンデータベースHYPOD-Xを公開した。論文や書籍から、組成、構造型、熱処理条件、数値化した相図、温度依存の熱・電気・磁気物性を手動または半自動で抽出し、専門家が確認した。組成、相図、物性の3データセットが、分散していた文献をアルゴリズムが扱える形に変えた。

2026年の探索では、HYPOD-Xなどを用いた相分類器が675種類の5元系を生成・評価し、Au–Cu–Al–In–R系が上位候補に入った。しかしモデルは一連の推論の中の一つの計器にすぎない。既知の磁気モーメントを持つ希土類を選び、アーク溶解で合金を作り、アニール条件を制御し、回折で相を同定し、極低温まで比熱と磁化を測る仕事は人間と実験装置が担った。

機械学習がしたこと、しなかったこと
  • 探索を圧縮した:数百の5元系を順位付きの実験計画へ変えた。
  • 文献を接続した:数十年の論文に散る組成規則を計算可能にした。
  • 安定性を証明してはいない:相形成とアニール後の挙動は観察が必要だった。
  • 強磁性を証明してはいない:磁化と比熱の測定が転移を確立した。
  • 理論を不要にしていない:e/a、希土類異方性、RKKY、構造知識が探索と解釈を形作った。

これは「科学のためのAI」の健全な形である。アルゴリズムは限られた実験資源をどこへ向けるか提案し、最後の言葉は持たない。

三つの希土類、二つの磁気臨界挙動

連続的な磁気相転移の近くでは、磁化、磁化率、比熱などがべき乗則に従って変化する。臨界指数は揺らぎの広がり方を示し、外見の異なる系が同じ普遍性クラスに属するかを教える。周期結晶が教科書的な例を提供してきた。高品質な準結晶は、並進対称性を除いたとき何が普遍的に残るかを問う。

Gd系は比較的等方的なハイゼンベルク型として振る舞った。Gd3+は軌道角運動量をほぼ持たず、磁気モーメントが特定方向に固定されにくい。約0.6テスラという比較的低い磁場で飽和し、その臨界挙動は平均場理論の値から明確に外れた。

これに対しTb3+とDy3+は強い結晶電場異方性を受ける。磁気モーメントは局所原子環境によって方向を制約され、研究の最大磁場7テスラでも飽和しなかった。両方の臨界指数は平均場予測に近かった。研究チームは、Gdではスピン揺らぎが強く、TbとDyでは異方性が揺らぎを抑えることが、共通の準周期構造と組み合わさって差を生むと解釈する。

「平均場的」を、文字通り無限距離の力を写した写真と読んではいけない。平均場理論は周囲のスピンの詳細な影響を平均的な有効場で置き換える。臨界指数の一致は、相互作用の有効範囲や揺らぎ抑制に関する手掛かりであり、微視的構造を無視してよいという意味ではない。研究者ら自身の2026年の総説も、普遍性クラスと微視的な秩序形成機構を未解決問題に挙げる。

重要なのは、より鋭い準周期秩序を持つアニール試料で比較できるようになったことだ。すべての異常を構造欠陥のせいにすることが難しくなる。準結晶そのものを実験変数にできる。

「AI」より「安定」が重要な理由

機械学習という語は注目を集めるが、科学を変えるのは熱処理可能性である。バルク試料なら測定を繰り返し、統計を改善し、さまざまなプローブを使える。熱処理で構造秩序を高められる。処理時間の異なる試料を比較し、欠陥やフェイゾン歪みを調べ、将来は大型粒や単準結晶成長を目指せる。中性子散乱、ミュオンスピン回転、共鳴X線、局所測定は、より多く、より純粋な試料から恩恵を受ける。

安定性は構造と乱れを分離する。超急冷リボンに近似結晶の混入、組成勾配、凍結歪みがあれば、磁気異常の原因は一つではない。高コヒーレンスのアニール相なら、理論は準周期性とより直接に向き合える。

ただし、安定温度域を製品性能に膨らませてはいけない。キュリー温度は9.7〜28.3 Kで、室温をはるかに下回る。合金には大量の金と希少な希土類元素が含まれる。保磁力、電気損失、機械耐久性、量産性、サイクル寿命、デバイス性能は本研究で示されていない。基礎物理の優れた研究基盤であっても、商用永久磁石としては不向きな材料はありうる。

今回示されたこと応用までに残ること
超急冷なしでバルク形成安価で均一な大規模生産
723 K以下で長時間アニールに安定完全な平衡相図、環境耐久性、工程許容幅
極低温での強磁性秩序多くの磁気デバイスに必要な大幅に高い動作温度
Gd、Tb、Dyで変えられる臨界挙動センサー、変換器、情報デバイスで測定可能な優位性
より清浄な準周期構造再現性ある大型粒・単結晶と他研究室による追試

東京理科大学は、センシング、エネルギー変換、情報処理への長期的な可能性を挙げる。これは製品予測ではなく研究方向である。近い将来の成果は知識だ。周期性のない場所で磁気理論を試す新しい手段である。

日本が築いた材料インテリジェンスの静かな基盤

今回の発見は、別々に語られがちな日本の二つの強みを結ぶ。一つは相図、アーク溶解、回折、低温測定という粘り強い合金科学であり、東北大学の安定準結晶から東京理科大学の磁性ハイパーマテリアルへ続く制度的系譜である。もう一つは、実験文献を検証済みデータと解釈可能な予測に変えるマテリアルズ・インフォマティクスである。

流行のモデルも、構造化されたデータがなければ学べない。HYPOD-Xの重要性はそこにある。記録は単純に自動収集して信じたものではない。専門家が組成と作製条件を確認し、相境界を数値化し、物性曲線を図から抽出した。その労働は人工知能らしく見えないため見落とされやすい。しかし、予測に科学的記憶を与えたのはこの作業である。

組織の境界も越えた。2026年論文の著者は東京理科大学、東京大学、青山学院大学、統計数理研究所、理化学研究所、核融合科学研究所にまたがる。日本学術振興会の科研費と科学技術振興機構CRESTが支援し、冶金、低温物理、結晶学、データ科学が合流した。

より広い政策上の教訓がある。材料AIの信頼性を高めるのは、成功と失敗の両方、処理履歴、測定不確かさ、機械可読な相データを保存する公共的基盤だ。劇的な発見は分類器から始まっても、持続する国家的資産はデータベースと、それを維持する研究共同体である。

新準結晶が可能にする問い

次の実験は、すぐに製品を探すことより面白い。新相を大きな単一粒として成長させられるか。中性子回折はどの磁気構造を解像するか。RKKY相互作用は希土類正20面体の準周期ネットワークをどう伝わるか。準結晶特有の原子配置の自由度であるフェイゾンはスピンと結合するか。Gd系は新しい臨界普遍性クラスを定義するのか、それとも精密測定により既存クラスに入るのか。

関連する近似結晶で見つかった渦巻く非共面スピン配列も次の前線を示す。準周期磁性体は、異常ホール効果やトポロジカル・ホール効果を含む特異な磁気テクスチャーと輸送応答を持つ可能性がある。ただし、魅力的なクラスター模型からバルク効果の実測までは遠い。安定試料はその道を歩けるようにする。

材料設計には実際的な問いもある。高価な金を使わずに電子濃度と局所異方性を調整できるか。準結晶相の安定性を保ちながら転移温度を上げられるか。反強磁性、強磁性、ガラス状態を組成で予測通りに動かせるか。成功例だけでなく失敗例も用いて、能動学習が次の実験を選べるか。

675系の探索が終点でないことが分かる。すべての合成を十分な詳細で記録すれば、成功も失敗も次の地図を改善する。今回の成果はフィードバック・ループの始まりである。

「不可能な模様」から検証可能な物質へ

準結晶は何度も、不可能から研究手段へ移ってきた。Shechtmanの回折像は、結晶学に周期的反復のない秩序を認めさせた。蔡らの安定合金は、準結晶が急冷事故以上の存在だと示した。磁性近似結晶は設計則を明らかにした。2021年の準結晶は長距離強磁性と準周期性が共存できることを証明した。2026年の合金は、その共存を精密に問い詰められるほど安定にした。

機械学習は評価されるべきだが、神話にしてはいけない。数十年の難しい実験がデータに整理され、物理学者が重要な変数を知り、冶金研究者が候補を作り、測定がモデルの提案を退ける権利を持っていたから機能した。科学的知性は連鎖全体にあった。

日本にとっては、その連鎖こそ大きな成果かもしれない。1980年代の材料研究の伝統を、オープンデータと現代計算へ結び、炉、回折像、疑い深い測定を捨てない。アルゴリズムは試行錯誤を廃止しなかった。次の誤りをより有益にし、次の試行を少しだけ盲目でなくした。

準結晶は秩序を持つが繰り返さない。発見の過程も似ている。歴史がモチーフを与え、機械学習が新しく組み合わせ、実験が本当に新しい模様が現れたかを決める。三つの小さな金色の合金片に、その模様は現れた。

出典、調査方法、科学的な留保

Japan.co.jpは2026年の成果について査読論文と東京理科大学の詳細発表を中心資料とし、歴史・技術の文脈を一次論文、機関データベース、2026年のオープンアクセス総説、ノーベル賞資料で確認した。「安定」は報告された実験上の意味で使用した。すなわち超急冷を使わずに作製でき、723 K以下で長時間熱処理しても準周期秩序を維持したという意味である。室温動作の商用磁石を示した研究ではない。応用可能性は研究方向として記した。