これは市場報道であり、投資助言ではありません。

9月26日(土)は東京の現物株市場が休場のため、これは東京終値レポートではなく、週間レビューと次の寄り付きに向けたセットアップです。

Market Snapshot|市場概況

データ確認:2026年9月26日 06:00 JST / 2026年9月25日 14:00 PDT(米カリフォルニア)。東京・米国株の終値は確定値。JGBは日時を明示した場中参考値、ドル円は編集部提供の参考値です。

9月26日(土)は東京の現物株市場が休場のため、これは東京終値レポートではなく、週間レビューと次の寄り付きに向けたセットアップです。
日経平均 · 9月25日確定終値66,364.20+850.21 / +1.30%
TOPIX · 9月25日確定終値4,128.59+53.29 / +1.31%
9月18日終値比日経 +2.07%TOPIX +0.92%
ドル/円157.26編集部提供参考値 · 2026年9月26日 06:00 JST
9月21~23日祝日のため東京の現物株市場は休場。
9月24日(木)日経65,513.99(+0.76%)、TOPIX 4,075.30(−0.39%)。半導体主導のやや狭い再開相場。
9月25日(金)日経66,364.20(+1.30%)、TOPIX 4,128.59(+1.31%)。AI、銀行、配当取りへ買いが広がる。
  • 10年JGB:3.075% — 9月24日のロイター報道による場中高値。25日も3%台で推移。
  • 米国株金曜終値:S&P500 7,743.41 (+0.51%)、ナスダック 27,068.72 (+0.48%)、ダウ 51,828.62 (+0.93%)。
  • 米10年債利回り:金曜遅くに約5.196%。

週間騰落率は9月18日確定終値(日経65,018.95、TOPIX 4,091.14)と9月25日確定終値を比較して算出。

What Moved Tokyo|東京市場を動かしたもの

カレンダー上は長い一週間でも、取引所では短かった。敬老の日からシルバーウイークの流れで、東京の現物株市場は月曜から水曜まで休場。木曜の再開では半導体関連が日経平均を押し上げる一方、TOPIXは下落した。金曜になると相場の性格が変わり、TOPIXは1.31%上昇、東証プライムの値上がり銘柄は1100を超え、銀行や配当取りを意識した銘柄まで買いが広がった。

金曜の広がりは重要だ。相場は指数寄与度の大きい半導体株だけの上昇ではなくなった。AI関連が引き続き中心にありつつ、国内金利の上昇は銀行株を支え、9月末の配当・優待の権利取りが別の買い材料として働いた。

Today’s Market Mover|今日の市場の主役

AI・半導体関連|代表銘柄:8035 / 6857|確度:値動きはHigh、単一の要因説明はMedium

シルバーウイーク明けの上昇をAI・半導体関連が繰り返し主導。金曜は東京エレクトロンが4.82%上昇し、相場全体にも買いが広がった。

より大きな意味では、日本のAI相場が半導体製造装置、検査、素材、データセンター投資といった実際の産業能力に結びついている。期待だけではなく設備投資を伴うため、金利上昇局面でどれだけの利益成長が必要になるかが次の焦点になる。

Sector Pulse|セクター動向

金曜は相場の裾野が大きく広がった。AI・半導体関連が主役を続け、メガバンクは金利上昇期待の恩恵を受け、さらに月曜の9月末権利付き最終日を前に配当や株主優待を意識した買いが入った。木曜よりTOPIXの強さが増し、プライム市場では7割を超える銘柄が上昇した。

ただし、この広がりの一部は日程要因でもある。9月28日は多くの9月末銘柄で権利付き最終日、29日は権利落ち日。月曜と火曜は二つをセットで読む必要がある。

Yen Watch|円相場ウォッチ

編集部の9月26日06:00 JST参考値では、ドル円は157.26。金曜の東京時間には158円後半から158円前半へ円高が進み、米国側の円安懸念が意識された後、さらに円高方向へ動いた。

円高は輸出企業の追い風を一部弱める一方、輸入するエネルギーや食料のコストをわずかながら和らげる可能性がある。家計にとって為替は物価の一部であり、企業にとっては為替ヘッジ、海外生産、価格転嫁の違いで影響が変わる。

Rates / JGB Watch|金利・国債ウォッチ

10年国債利回りは9月24日の取引で3.075%まで上昇し、およそ30年ぶりの高水準となった。日銀の追加利上げと世界的な債券売りが重なり、イールドカーブ全体に上昇圧力がかかった。

月曜に重要なのは一つの利回り数字ではなく、金利環境そのものだ。日本の資金調達コストは明確に上がり、銀行、不動産、設備投資型の製造業、海外債券を持つ機関投資家の判断を変え始めている。国内金利上昇は、日本の資金を海外に置くか国内に戻すかという計算も変える。

Global Handoff|海外市場への引き継ぎ

金曜の米国株は上昇。S&P500は7,743.41 (+0.51%)、ナスダックは27,068.72 (+0.48%)、ダウは51,828.62 (+0.93%)で終了した。ロイターによると週間ではS&P500が1.2%、ナスダックが2.0%上昇し、AIへの期待が原油高と金利上昇の逆風を一部打ち消した。

米10年債利回りは金曜遅くに5.196%前後と19年ぶりの高水準近辺。ブレント原油は1バレル100ドルを上回った。東京市場への引き継ぎは単純な追い風ではない。米ハイテク株のリスク選好は支えになる一方、世界の金利とエネルギーコストは重いままだ。

Policy / BOJ Watch|政策・日銀ウォッチ

日本銀行は9月18日の金融政策決定会合で、無担保コール翌日物金利を0.25%ポイント引き上げ、1.25%程度に誘導する方針を決定。9月24日から実施された。日銀のサイトでは補完当座預金制度の適用利率1.25%、基準貸付利率1.5%が表示されている。

したがって今週は、新しい金利設定の下で初めて東京株が取引された週でもある。結果は「利上げ=株安」という単純なものではなく、銀行は買われ、AI株は上昇し、円はなお不安定だった。次の政策焦点は、10月29~30日の会合に向けて日銀が追加調整をどの程度急ぐかだ。

Publisher’s Market Note|発行人ノート

今週は、たった2営業日で日経平均が一段高になった珍しい週でした。ただ、より大事なのは配当の権利取りが一巡した後です。月曜までの強さに権利取りの買いがどこまで含まれているか、火曜の値動きが市場の地力を測る材料になりそうです。日本株の物語は、AIへの期待、国内金利の上昇、そして円安が家計や輸入企業に与えるコストの交点にあります。

Before the Next Open|次の東京市場で見ること

  • 9月28日(月):多くの9月末配当・株主優待銘柄で権利付き最終日。
  • 9月29日(火):権利落ち日。機械的な価格調整と実質的な売りを分けて見る。
  • 円相場:1ドル157円台への円高が続くか。過度な円安への当局の警戒も焦点。
  • JGBと銀行:10年金利が3%台を維持するか、金融株が引き続き金利上昇を追い風とみなすか。
  • 米国からの引き継ぎ:AI株の強さと5%超の米長期金利、100ドル超の原油の綱引き。

Sources and Method|情報源と編集方針

公開情報のみを使用し、有料記事の本文は転載・要約していません。各市場データは日付と確認状態を明記しています。週間騰落率は9月18日終値と9月25日終値を比較して算出。独自の市場報道であり、投資助言ではありません。

  1. Nomura Securities — Tokyo Stock Market, September 25
  2. IwaiCosmo Securities — September 25 close
  3. Bank of Japan — Monetary Policy Releases 2026
  4. Reuters — JGB yields jump as inflation worries resurface
  5. Reuters — Wall Street ends higher as investors buy AI stocks
  6. Monex — September record-date schedule

Archive Entry|アーカイブ登録情報

Date
2026-09-26
Report URL JP
/japan-market-desk/report-2026-09-26.html
Report URL EN
/e/japan-market-desk/report-2026-09-26.html
Market Mover
AI・半導体関連
Ticker
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Theme
AI半導体・銀行・配当・円・金利
One-Line Reason
シルバーウイーク明けの上昇をAI・半導体関連が繰り返し主導。金曜は東京エレクトロンが4.82%上昇し、相場全体にも買いが広がった。
Confidence
Medium
Nikkei Direction
Up
TOPIX Direction
Up
Production Window
週末週間レビュー/月曜の次の寄り付き前
Data Checked
2026-09-26 06:00 JST / 2026-09-25 14:00 PDT (California)