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2026年7月27日 月曜日大引け完全版-東京現物市場は午後3時30分に終了
USD/JPY ≈ 163.67午後9時30分の公開された大引け後観測値・為替は取引継続中
2026年7月27日の東京現物市場終了後の金融街。
東京現物市場は午後3時30分に終了。日経平均とTOPIXは公式終値。為替、原油、欧米株はその後も取引が続く。
JAPAN MARKET DESK・東京市場大引け完全版

東京市場大引け:原油安で全面高、TOPIXは1.37%上昇

中東情勢への過度な警戒が後退し、原油急落を受けて航空、サービス、ゴム製品、幅広いバリュー株が上昇した。一方、AI・半導体株は日経平均の重荷となり、この日の主役は一部の巨大テックではなく市場全体だった。

これは市場報道であり、投資助言ではありません。東京現物市場は終了しており、株価指数は公式終値です。

Closing Board|大引けボード

データ確認:2026年7月27日 午後11時03分(JST)/2026年7月27日 午前7時03分(米カリフォルニア・PDT)。株価指数と東証銘柄は確定終値。為替、原油、欧州株、米国株は取引継続中。

64,931.19円日経平均 +320.04円 / +0.50%東京市場・公式終値
4,066.07TOPIX +54.76 / +1.37%東京市場・公式終値
1ドル=約163.67円ドル/円 円が約0.1%高午後9時30分の公開値・東京仲値ではない
2.760%新発10年国債利回り 利回り低下東京債券市場・終値

見出しの上昇率以上に、内容は強かった。TOPIXの上昇率は日経平均の約2.7倍。東証プライムでは1,393銘柄が上昇、139銘柄が下落、20銘柄が変わらず。33業種のうち29業種が上昇した。

1. 東京市場を動かしたもの

最大の材料は、米国がイランへの攻撃を停止し、双方が緊張緩和の余地を示したことで原油が急落したことだ。海外時間のBrentは約7.8%安の89.41ドル近辺、WTIは約7%安の83.20ドル近辺まで下げた。エネルギーの大半を輸入する日本では、原油安が運輸費、企業利益、家計負担、インフレ期待を同時に軽くする。

日経平均は6万5164円98銭で始まり、6万5220円69銭まで上昇したが、AI・半導体株への売りが続き、一時は前週末終値を下回る6万4123円40銭まで下落した。その後6万4931円19銭へ戻したが、朝の高値には届かなかった。単純なハイテク主導の再上昇ではなく、明確なローテーションだった。

2. 指数の差——AI株安の陰に隠れた全面高

日経平均へのプラス寄与はファーストリテイリングが約92.5円で最大。リクルート、コナミグループ、バンダイナムコ、京セラが続いた。一方、アドバンテストとソフトバンクグループはそれぞれ約136円押し下げ、信越化学、中外製薬、フジクラ、イビデン、キオクシアも重荷となった。

プライム銘柄の8割超が上昇したのに、日経平均が0.50%高にとどまった理由はここにある。広い時価総額加重指数であるTOPIXの1.37%高が、この日の市場をより正確に表した。

3. 今日の市場の主役:日本航空

日本航空(9201)は前日比147円、5.27%高の2,934円で取引を終え、日中高値で引けた。始値は2,864円、安値は2,845円50銭。空運業は33業種中の上昇率首位となり、原油急落が燃料費見通しを直接改善した。

JALは月曜相場を最も明快に表す。上昇幅が大きく、引けまで持続し、マクロ材料との関係も直接的だった。個別決算の驚きではなく、「燃料が安くなる」という変化を株式市場が価格にした。材料帰属の確度:High(高)

4. Sector Pulse|業種動向

分野大引け意味
空運上昇率首位原油安で燃料費見通しが改善し、JALは5.27%高。
その他製品・サービス・ゴム製品強いリスク選好と内需・バリュー株への買いが市場全体へ広がった。
自動車堅調円がやや高いなかでも、トヨタとSUBARUがローテーションに参加。
AI・半導体弱いアドバンテスト、SBG、信越化学、フジクラ、キオクシアが日経を抑えた。
非鉄金属・鉱業・化学下落商品感応度と個別の技術株売りで下位業種となった。

5. 市場の広がりと売買

東証プライムの売買代金は約9兆3,556億円、出来高は約22億7,000万株と報告された。プライム市場指数は1.36%高の2,097.22、グロース市場250も1.28%高の694.92。大型株、内需、成長株へ上昇が広がった一方、最も高価なAI関連には売りが残った。

6. Yen Watch|円相場

公開された午後9時30分の観測値でドルは約163.67円。金曜の東京株大引け付近の約163.78円から、円は小幅高だった。Reutersは原油安と地政学リスク後退でドルの安全資産需要が弱まり、円が約0.1%上昇したと報じた。ただし163円台は約40年ぶりの円安圏で、介入警戒、輸入インフレ、日銀の発信が次の市場でも中心となる。

7. Rates / JGB Watch|金利・国債

新発10年国債利回りは2.760%で終了し、金曜の2.784%から低下した。9月限国債先物は127円14銭で引け、高値127円32銭、安値127円10銭。2年債は1.480%、5年債は1.996%、20年債は3.632%近辺。原油安は短期的なインフレ圧力を和らげたが、歴史的に高い金利は財政の信認と日銀政策への疑問が消えていないことを示す。

8. Global Handoff|海外市場への引き継ぎ

東京の「原油安・リスクオン」は海外へ続いた。欧州STOXX600は約0.9%高で、旅行・小売が上昇し、エネルギー株は下落。米国市場の寄り付き後はS&P500が約0.8%高、Nasdaqが約1%高、Dowは500ドル超高と報じられた。いずれも米国の終値ではなく、取引開始直後の動きである。

世界市場は東京の中心テーマを確認した。原油安は株と債券を支えたが、米大型テクノロジー決算と、米・イランの停止が恒久合意になるかという不確実性は残る。

9. Publisher’s Market Note|発行人ノート

月曜は、過去の高値を作った狭いAI取引の復活ではなかった。経済のほかの部分に圧力を逃がす一日だった。燃料が安くなり航空株が上がった。インフレショックが後退し国債が安定した。少数の指数巨大株ではなく、普通の上場企業が上げたからTOPIXが日経平均を上回った。

10. Before the Next Open|次の市場で見ること

  • Brentが90ドル未満を維持するか、中東ニュースで反転するか。
  • ドル/円163円70銭前後と財務省の介入に関する発言。
  • 米半導体株が戻り、アドバンテスト、SBG、キオクシアへの圧力を和らげるか。
  • 日銀会合。政策金利1%据え置き予想の一方、追加利上げへの発信が焦点。
  • TOPIX主導の幅広い上昇が翌日も続くか。

Sources and Method|情報源と編集方針

公開情報のみを使用し、有料記事本文は転載していない。株価は確定終値。為替、商品、海外市場は継続中のため、別途時刻と状態を明記した。これは独自の市場報道であり、投資助言ではない。

Archive Entry|アーカイブ登録情報

日付2026-07-27
Report URL JP/japan-market-desk/report-2026-07-27.html
Report URL EN/e/japan-market-desk/report-2026-07-27.html
市場の主役日本航空
ティッカー9201
テーマ原油安/航空/幅広いローテーション
一行理由原油安で燃料費見通しが改善し、JALは5.27%上昇。
日経方向0.50%上昇
TOPIX方向1.37%上昇
制作時間帯東京現物大引け後/米国現物市場取引中
データ確認2026-07-27 23:03 JST / 2026-07-27 07:03 PDT
EIGO.co.jp